3回目のデートで男性からNG連発。27歳女が、レストランでやらかした失敗とは

ワインスクールは大人の社交場だった


実際にワインスクールに入ったら、ワインの勉強は楽しくて、今まで何でもっと早く勉強をしなかったのだろうと思うくらい世界が広がった。

知識があることによって、どんなレストランでも堂々と振舞うことができるようになったとのこと。

「私にダメ出しをした弁護士の彼は、逆に中途半端だったんだなってわかりました。だって、本当に一流の人って相手に恥をかかせるような振舞いを絶対にしないんですよね」

そして、“出会い”の面でも大満足だったという。スクールには噂どおりハイスペックな人たちばかりがいた。医者に弁護士、外銀系、レストランオーナーなど、身元が怪しい人は誰一人いなかった。

「スクールではワインという共通項を元に、そんな人たちと男女問わず世代を超えて仲良くなりましたね」

もちろん一番の収穫は、ご主人に巡り合ったことだとのこと。

「彼は当時35歳、IT系の会社の取締役をしていました。初めは、クラスメイトで飲み仲間って感じでしたけどね。お互い気が合って、二人でよく飲みに行くようになって」

とんとん拍子で付き合い、出会ってから1年後には結婚した。共通の趣味があるため、今でもご主人とはワイナリー巡りをしたり、外食をしたりと仲が良いそうだ。

「ワインスクールで夫に出会い、友人も増えた上に、ワインの世界も広がったので本当に支払ってよかった15万ですね!」

たしかに、出会いを求めてアプリを活用したり、婚活パーティーや相談所に行ったりするのも一つの手だ。

しかし、自分の世界が広がるスクール系への投資は、例え結婚につながる出会いがなくとも確実に得られるものがあるため、豊かな投資の一つと言えるのだろう。

ついでに、綾さんはご主人と出会って幸せな結婚をしているが、ワインスクールは婚活の場として向いているかどうか、本音を聞いてみた。

「私が言うのもなんですが、友達を作る場所には向いていますが、婚活に向いている場所かと聞かれれば一概には言えないですね。実際、私と一緒に通い始めた婚活仲間の友人は、未だに独身ですし。

ハイスペ男性に出会う率は高いですけど、既婚者も多くて。そんな既婚者のオジ様たちのとばかりつるんで、アッパーな世界を知りすぎてしまうと、知らず知らずのうちに求める男性のレベルが上がってしまうこともあるので要注意ですね。

オジ様たちは美味しいワインを飲ませてくれますが、結婚相手にはならないですからね。婚活目的だったら相手にしすぎないことが重要です(笑)」

一流を知ることは大切だが、知りすぎるとそこから抜けられなくなるという面もあるということであろう。


▶Next:9月12日 木曜更新予定
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