自分にご褒美な気分のときに行きたい、最高のとんかつ4選!

日本が誇るとんかつの名店は、ご褒美とんかつに最適なお店だった
『とんき』


目黒駅から徒歩2分。ここに多くの人を魅了するとんかつ店がある。

それが、言わずと知れた『とんき』だ。なぜ、人は何度もこの店に通うのか。

その裏側には徹底したこだわりと美学があった。


ザクザクッと歯ごたえのある厚く香ばしい衣のとんかつと、壮麗なコの字カウンターに心躍らせた経験がある人も多いだろう。

戦前に創業されておよそ80年、今なお人々を魅了してやまないその理由は、この店だけが持つ特別な空気感にある。

店のオープンは16時。清潔なのれんが掲げられ、開店と同時に人々がなだれ込み、一瞬で席が埋まっていく。

客層を見ると外国人やグループ客に加え、ひとり客の多さに気づく。

開店前の様子。等間隔で並べられたソース。この丁寧さが全ての仕事に貫かれている

揚げ場の床もこの綺麗さ。営業が終わる間近の22時前後になると、店内を掃除する様子も見ることができる

彼らは席に座れば、スマホを見るより先に、カウンター内をのぞいたり、周囲を見回し、楽しげな表情を浮かべている。

そう、この店はひとりごはんにこそ最適なのだ。

磨き込まれた檜のカウンターに隅々まで掃除の行き届いた店内。

とんかつ店でありながら、揚げ場の床でさえ、徹底して磨き抜かれている。

「串かつ」1人前2本¥800。まずはこれでお酒を一杯、というツウが多い


さて、注文。まずはビールかお酒を。ここにピーナッツや昆布などが付いてくるのも嬉しく、飲んでいると新聞を渡してくれる気配りも。

贅沢にいくなら串かつをアテに。

メインのとんかつが登場すると、さらに忙しくなる。

キャベツが減れば、即座におかわりを勧められ、ご飯の様子を見計らって、また声がけしてくれる。

そのタイミングの絶妙なことといったら!

渡される新聞はしっかりホッチキスで止められている。こういう気遣いもまた嬉しい

切り場の前の席では、とんかつを切る音が聞こえてくる。この臨場感もまた楽しい


そして、無駄なく動くスタッフの仕事ぶり、オーダーをとる小気味のいい間合い。

これほどまでに、見惚れることができる店もない。

では、中で何が行われているのか。まず、カウンター内にいるスタッフは8〜10名。

ここに出ているのは皆10年強のキャリアがある猛者で、50年働いているベテランも珍しくない。

揚げる、切る、皿を並べるなど、各自の仕事は分担制。花型は中央でとんかつを切る役。

リズムよく、迷いなく、とんかつが切られていく様は、ある種の気持ち良さも覚える。

「ロースかつ定食」¥1,900。ごはん、キャベツはおかわり自由。豚汁は1回までおかわり可能


肝心のとんかつは小麦粉と卵を3回つけ、目の細かいパン粉をまぶして、約20分揚げる。

こんがりと色づいたカリカリの衣、肉汁が滲む豚肉はソースがよく似合う。

すべてにおいて、熟練。それほど隙のない仕事ぶりでありながら、スタッフの誰にもピリピリした気配がない。

そこには、ただ自然なリズムが流れているだけ。もはや、神々しささえ感じる空間だ。

ひとりで訪れ、あらゆる要素に目を凝らす。それでこそ、『とんき』の魅力を味わい尽くせるというものだ。

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