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  • 年間7,000万食!世界800店舗!熊本ラーメンとその代表『味千ラーメン』の成功の秘訣


    美食に一家言ある大人だって、毎日高級レストランに足を運ぶわけじゃない。

    やっぱりラーメンを食べたくなるときがある。

    いまや日本の国民食ともいうべきラーメン。

    その奥深き世界の中でも、昨今特に注目なのが“熊本ラーメン”である。

    実は中国や東南アジアなどでは、“豚骨ラーメン”というと、熊本ラーメンを連想する人が多いのだ。

    日本を飛び出し、世界でも市民権を得た“熊本ラーメン”について、徹底的に深堀してみよう。

    熊本ラーメンを象徴する4つのポイント

    全国津々浦々、ご当地ラーメンは数あれど、そもそも、熊本ラーメンの特徴とはなんなのか?

    九州といえば博多ラーメンが有名だが、似て非なるそのポイントを解説しよう。


    1.豚骨スープ

    九州らしく豚骨をベースに白濁したスープが特徴。

    だが、熊本ラーメンは継ぎ足しをしないため、クセが少なくマイルドな点が特徴。

    2.マー油

    味の決め手はスープの仕上げに加える、にんにくを揚げて作ったマー油。

    香りが良く、豚骨の臭みを抑えてスープをよりまろやかにしてくれる。

    3.フライドガーリック

    九州で有名な博多ラーメンでは生にんにくを使用するが、熊本はフライドガーリック。

    これにより、芳ばしく風味豊かな一杯となる。

    4.中太麺

    麺の太さは博多ラーメンよりやや太めのストレートの中太麺が基本。

    そのため、伸びやすい細麺である、博多ラーメンで見られる「替え玉制度」はポピュラーではない。

    代わりに、あらかじめ大盛りで対応する店舗が多い。

    熊本ラーメンを牽引する『味千ラーメン』のこだわり


    そんな、個性的でありながらもクセが少なく食べやすい熊本ラーメン。

    中でも注目すべきは、その源流のひとつである『味千ラーメン』だ。

    実はこの『味千ラーメン』、世界中でいまや、年間7,000万杯も食されている。

    熊本ラーメンの知名度が世界的に高まったのも、この『味千ラーメン』ゆえなのである。

    そのスープは、雑味を出さぬよう丁寧に出汁をとることで、コクもあるが上品な味わいに。

    またコシ、歯ごたえ、のど越しのいい自家製麺を使用している。

    そして同店人気No.1メニューは、秘伝のタレで煮込んだ豚の軟骨(パイクー)をトッピングした「パイクー麺(中)」¥850。

    日本だけでなく、世界的にも一番人気のメニューである。

    箸でほぐれる程柔らかく、まろやかな豚骨スープと相性抜群だ。

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