2019.05.24
青山デートに女性を誘うなら、押さえておくべき店がある。料理の味だけじゃない、雰囲気も抜群のレストランをご紹介しよう。
天気のいい週末には、彼女を誘ってランチデートはいかが?
東京にいながら感じられる、本場パリの雰囲気『ビストロ ブノワ』
1912年に創業したパリの『ブノワ』は、長年変わらぬ佇まいを見せるパリっ子の誇るビストロ中のビストロ。 目を引く真紅のファサードを目印に、各時代のアーティストや著名人が足繁く通ったそう。
その一人であるアラン・デュカス氏が、2005年に創業者一家から伝統のバトンを引き継ぎ誕生したのが、ニューヨークとここ東京・青山の『ビストロ ブノワ』。
お気に入りのワインをお供に、牛肉の煮込みに舌鼓。おしゃべりを楽しみながら、山盛りのサラダを頬張る。 そんなパリジャン、パリジェンヌの日常を切り取ったような一皿が楽しめるのが、『ビストロ ブノワ』の料理の特徴。
「サラダ・ブノワ」、「赤城牛ランプステーキのポワレ」など、すべてのメニューに、誰もが親しめる味を気軽に提供するというビストロの心があふれている。
その日の気分やシチュエーションに合わせて、前菜、メイン、デザートを選んで楽しもう。
「三浦野菜のクックポット」は、アラン・デュカスが考案した器「クックポット」に季節野菜を美しく重ね、塩・胡椒と良質のオリーブオイルだけで蒸し焼きにする一品。
世界のアラン・デュカスのレストランで出される共通のメニューながら、各店で野菜の種類を変えているのがポイント。 それぞれのシェフがその地で懇意の生産者から仕入れる野菜を組み合わせ、オリジナルの一皿にしていく。
フランス人が大好きなステーキ&フリット(フレンチフライ)はビストロに欠かせない一皿。
厳選した牛肉は、塩・胡椒とシンプルな味付けだけで旨味十分!たっぷりのフレンチフライと堪能しよう。
アラン・デュカスがバトンを受け取った2005年に青山に誕生した『ビストロ ブノワ』は、パリ譲りのお洒落で落ち着いた雰囲気も魅力のひとつ。
螺旋階段でつながる2フロアの店内は、大きな窓から自然光がいっぱいに降りそそぐ開放感が特徴。
ヴェルサイユスタイルの床に張られた柏の木、アンティークモチーフのセメント格子、くるみ材のテーブルなどフランスから持ち込まれた物も多数あり、東京とは思えないフランスらしいの空気を漂わせている。
カラフルな新感覚料理を楽しむネオビストロ『アンドエクレ』
表参道の交差点から少し南に行った“裏青山”は、東京の最先端を象徴するエリア。閑静なその一帯には、高感度なブランドショップが軒を連ね、日々、世慣れた男女を惹きつけている。そんな最旬スポットで産声を上げたのが、ネオビストロ『& éclé(アンドエクレ)』だ。
同店の厨房を取り仕切るのはオリヴィエ ロドリゲス氏。イタリアの三ツ星『エノテカ・ピンキオーリ』の部門シェフを経て、マンダリンオリエンタル東京『シグネチャー』で総料理長を務めた、ガストロノミー界の重要人物である。
これは何?と、言いたくなるカラフルなひと皿。在日歴16年というフランス人シェフが米に魅せられて創作したのが、クーリシャスという、ガストロミーの技術をベースにした新感覚料理だ。
味、香り、見た目など五感で楽しめる料理。
カボチャの甘さとアンディーブの苦味、スモークオイルの香ばしさが複雑に絡み合うこんな料理ほかにない!
今や多様化の時代。だからこそ、敢えてカジュアルダウンして上質を味わうという行為に価値が生まれる。
ここが、それを最大限に味わわせてくれる一軒となるのは間違いない。
しっとりと上質な雰囲で本格中華デート『礼華 青鸞居』
外苑前駅から徒歩2分。南青山三丁目交差点のほど近くに『礼華 青鸞居』はある。
青山に2009年に誕生した同店は、言わずと知れた中華料理の名店。
予約して訪れるならばランチコースの「杏子」(3,700円)がおすすめ。リーズナブルな価格であるが、礼華ならではのモダンなプレゼンテーションはそのまま楽しめる。
まず、運ばれてくるのは「本日の前菜盛り合わせ」。シャンパンからスタートしたくなる鮮やかさだ。
この日は「巻き海老の紹興酒漬け」、「ツブ貝の醤油漬け」、「ピータンの卵白寄せ」、「窯焼き広東風叉焼」、「ひと口棒々鶏」、「大豆のはっかく煮」、「ウドの和え物」の7種。この一皿だけでもお酒がどんどん進んでしまう。
テーブルにセットされている飾り皿は、オーナーの新山シェフが中国で出会った100年ほど前の骨董品をモチーフに作ったもの。その場の空気もパッと華やかにしてくれる。
そんな美しい前菜を味わった後には、「生海苔と黄ニラのフカヒレスープ」、そして1ヶ月ほど塩漬けにして挽いた発酵唐辛子を使用し、さっぱりとした味わいが楽しめる「オーシャントラウトの発酵唐辛子炒め」と続く。
コースの中でも人気なのは「いわいどりもも肉の香味ソース」。 骨付きもも肉をじっくりと火を入れ、中はジューシーに、皮はパリッと仕上げた一品。
パセリ、長ネギ、生姜で作られた香味ソースも、鶏肉の味わいを引き立ててくれる。
そして食事のラストは「桜海老入り竹の葉包みのちまき」。
竹皮から中身が顔を出した瞬間に、桜エビの香りが鼻をくすぐり、食欲を刺激してくれる。
これを食べるためにここを訪れるファンもいる名物「やわらかアンニン豆腐」もコースのデザートとして登場。
生クリームとエバミルクを煮つめることで生み出される濃厚な旨みが特徴。しかし、濃厚でありながらもツルンと口を滑っていくような食感で、完食はあっという間。
食事のラストを儚くも上品に締めくくってくれるのである。
この記事で紹介したお店
アンドエクレ
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