表紙カレンダー Vol.44

実は同じ歳!長澤まさみと東出昌大が西麻布で31歳のリアルを語る

映画『コンフィデンスマンJP』で共演する話題のコンビ、長澤まさみさんと東出昌大さん。

そんなおふたりを“少量多皿”のコース料理で注目を集める、西麻布の隠れ家的イタリアン『珀狼』にお連れした。

同じ年齢で、同じ演技者というふたりは、一体何を語り合うのだろうか?


話題のふたりは31歳。だから分かること、言えること

今月号の表紙を飾ってくれたのは長澤まさみさんと東出昌大さん。

このコンビと言えば、そう、2018年に放送されて好評を博した月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』である。

その劇場版が、いよいよ5月17日に公開されることになり、今回はその話題のおふたりを話題のお店にと、西麻布にあるイタリアレストラン『珀狼』へとお連れした。


同店の魅力は劇場型カウンターから供される少量多皿のコース料理。皿数は全部で30ほど。

それを知った長澤さんと東出さんは目を丸くして、「すごい」と声をひとつにする。

いかにも息ぴったりといった感じだ。ナイフとフォークを動かして料理を口に運び、談笑する様子も実に自然で、日常の一ページのようにも見える。


思わず「一緒に食事されることもあるんですか?」と訊ねてみたが、長澤さんは首を横に振った。

「東出さんからは美味しいお店の話をいろいろ聞いてはいますが、仕事の打ち上げ以外ではなかなか食事に行くチャンスがないんです」

その発言に東出さんも相槌を打つ。

「役者をやっていると、仕事帰りに共演者と寄り道してごはんを食べるってことがほとんどないんです。セリフを覚えたり、身体を休めたり、翌日の撮影のためにコンディションを整えなきゃいけませんから」


確かに、カメラを向けられる仕事とはそういうものかもしれない。

「だからというわけではありませんが、僕は割と家で料理をします。この間はガラムマサラを使ってカレーを作りました。今までは市販のルウを活用していたんですけど、本を読んだら興味が湧いてしまって。

でも、スパイスの蘊蓄を語るようになったら女性から煙たがられそうですよね。その反面、男がハマる何かがカレーにはある。理想と現実の狭間で揺れる。今、そんな心境です」

そう話す東出さんの顔つきは、乱れたところがなく、真面目だ。それを見て、長澤さんはさもおかしいというようにケラケラと笑う。そのコントラストがなんとも微笑ましい。

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