※WEBアンケート結果より
心配された天候は快晴。
港区フェスのオープニングは、港区として初のマラソン大会である『MINATOシティハーフマラソン2018』で寺田さんが走るところからスタート。
※そもそもなぜ走るのかは、「港区おじさん 走れテラダ編」をご覧ください。
約束の地東京タワーを背に、ウォーミングアップに余念のない寺田さん。船田さんの裏ルートパワーにより、公式ポスターの顔にまでなってしまった寺田さんに、猛烈なプレッシャーが襲い掛かっている。
本日何度目かの「靴を忘れてないかチェック」を行う寺田さん。究極の緊張を前に、人は忘れ物がないかの確認を繰り返す。
大丈夫。何度見ても、靴はある。
その頃、東京プリンスホテル前の特設応援ブースでは、「学費が目玉が飛び出るほど高い」名門校である西麻布大学の大学旗が掲げられた。
『走れテラダ編』のテーマソングが鳴り響く会場。寺田さんを応援するために、留年生たちが集おうとしている。
教え子の晴れ姿を一目見ようと、人間環境学の講座でおなじみの西園寺教授と助手も駆け付けた。マフラーがおしゃれだ。
腹が減っては戦はできぬ。走るわけではない学生たちのために、あのミート矢澤が手がける黒毛和牛ハンバーガー専門店、BLACOWSのこの日用の特注ハンバーガーとスタバのコーヒーが用意された。
さらに大貫社長よりビューティーシークレットナンタラが経営する美容サロン『表参道マリス』の無料券まで配布された。
この時点で、走る人より明らかに多いインセンティブの設計となっている。寺田さんにはリスクしかない。
コース各所に配置された実況中継班に、寺田さんの格好が共有される。
アナログにカチカチと順位を目視確認するしかない彼らにも緊張が走る。沿道のユーザーにもシェアされた。
さあ、準備は整った!
配布された寺田さんの雄姿。この短パンの短さでカッコイイおじさんは、日本で寺田さんくらいだ。
続々と集結する西麻布大の学生たち。ただの若さとはまた違う何かのエネルギーがでている。
一大勢力となってきた寺田さんの応援軍団が、沿道を埋め尽くしはじめる。
「一般の部」でエントリーしたおじさんに対して異様な数の応援者が並ぶ。
大丈夫。1人じゃない。寺田さんには過剰なまでにたくさんの応援がついているのだ。
靴の最終チェックに入る寺田さん。さあ、そろそろそれを履く時間だ。
絶対にやってやる。
スタートの列に並ぶ寺田さん。コンセントレーションを高めている。
ランナー一斉にスタート!
今回の参加者はなんと5,000人。この中で入賞(8位)しないとドラマが成立しないという企画に、「取り返しのつかないことやっちゃったな」感が関係者に漂う。
代替シナリオは無い。そして寺田さんの姿は早くもわからない。
いた!
ほら!
寺田さん走ってるよ!
ほらぁ!
…いっちゃった。
半端じゃないスピードで駆け抜けていく寺田さん。マラソン応援などしたことのない西麻布大学生たちに、この後どう応援したらいいのか動揺が広がる。
寺田さんのスタートを無事見届けたのち、西麻布大学初の青空教室となった、うっすいマラソンの特別授業が行われる。
コース説明と近隣の飲食店の解説に終始し、ランナーについての言及はない。
マラソンの知識がなく、そんなに喋ることがないため、早々に記念撮影に移行する2人。
そんな中、激走を続ける寺田さん。
実は今回、「カメラマンがそんなにいない」ことに気づいた東京カレンダーが、視聴者の皆さんに沿道撮影の協力を要請。
みんなで撮った動画でドラマを作るという初の試みだったのだ。
声援にこたえる寺田さん。彫刻のような体が、過酷な練習を物語る。
実は練習時に、勢い余って「ハーフ 1時間15分45秒」「フル 2時間40分17秒」というベストタイムをたたき出した寺田さん。
ちなみに1924年パリオリンピックの金メダルレコードは2時間41分23秒である。寺田さんの方が早い。
次々に運営に飛び込んでくる「寺田さん異様に早いよ」という報告。
トップ集団の中で、激烈な競争が続く。
寺田さんの入賞を信じて、みんなで東京タワー麓のゴール付近へ大移動。大丈夫。心配ない。寺田さんならきっとやってくれる!
共有地だが、ゴール付近が西麻布大学生で埋め尽くされていく。
そう言えば寺田さんが走る理由だった、リハビリを頑張る少女麗子ちゃんも、ゴールで心配そうに台本のチェックをしている。
栄光のゴールテープを切るのは誰か!?
何故かヘビーメタル調の音楽が鳴り響く会場で、応援者たちが固唾をのんで見守る。
1位のランナーきたぁ!
2位のランナーもきたぁ!
「・・・」
おい・・・
あれ・・・
寺田さんだぁ!!
感動のコメントが相次ぐ。
一般ランナーなのに、なぜか囲み取材を受ける寺田さん。そして・・・
寺田「麗子ちゃん‥」
麗子「寺田のおじさん!」
寺田「見ててくれたかい?」
麗子「うん!!わたしね、、」
ゴール直後から熱演をかます寺田さん。
見抜かれたようだ。
最後はみんなで寺田さんの大健闘を称える。感動のフィナーレだ。
寺田「皆さんごめんなさい。僕には、すぐに行かなきゃいけないところがあるんです!」
そして彼はみんながこれから行く場所と同じところへ向かうのであった。
『港区フェス』で映画上映といったら、もちろん場所は六本木ヒルズTOHOシネマズ。スクリーンは、最大客数520席を誇るスクリーン7にて。
当日は、ボヘミアンラプソディーという強敵を迎え撃つ形となった。
ミニオンにもライバル心を燃やす『港区おじさん THE MOVIE』。ミニオンだけと写真に収まることはこれで不可能となった。
ハリウッド全般を敵視する『港区おじさん THE MOVIE』
当日上映される全ての映画は、観るために、この『ロード トゥ 港区おじさん』を通らなければいけなかった。
恐らくは「見ると絶対泣いちゃうから」という理由で、午前中の応援を断念した全ファミリーに、寺田さんが合流!
寺田さんの様子は、ファミリーのLINEグループに逐一連絡が入っていたのだ。
そして、まだお客様のはいっていないスクリーンにて寺田さんを労う会が行われた。
「お前、足速いじゃないかよ!!」「寺田さん、足速いですね♡」
暫く談笑するファミリー。しかしどうもこの人は、舞台や劇場などの薄暗いところに入るとグラサンをかけるという習性があるようだ。人生でずーっと、使い方の勘違いをしているのだろうか。
一方その頃・・・
映画の受付には、上映を心待ちにするファンの長打の列が。
超大ヒット映画『ボヘミアンラプソディ―』に脇目も振らず『港区おじさん THE MOVIE』に進む、真のボヘミアンな人達が列をなしている。
緊張感の漂うスクリーン前。皆、船田さんの声がちゃんと聞こえるのか不安なのだろうか。
大丈夫、心配ない。『港区おじさん THE MOVIE』は、邦画なのに完全日本語字幕対応がはかられているのだ。
スクリーン前には、港区おじさんで利用されてきた数々のDIY精神あふれる小物が展示されていた。
実はこの展示物の中に、映画の重大なヒントが隠されているとも知らずに、「おい!これただの玩具屋で売ってるお面じゃないかよ」などと盛り上がるファンたち。
一斉に入場が開始される。
お客さんの反応を見ることができない船田さんは、逆に「見えない」ことがプラスに作用し、超リラックス。
このタイミングになって、かっこいいポーズを決めながら、シーンの意味を監督に確認したりしている。なぜ撮影前に確認がとれないのだろうか。
ヒルズに待機する、ファンミ会場へファミリーを移送するバス。
ファンミでのサプライズお祝いの様子。イベント当日の12月2日(日)は、船田マリアちゃんの誕生日でもあった。歳の差30歳だが、マリアちゃんの方が常に安定感がある。
バースデープレゼントがコーヒーで済まされていることに、ご本人は気づいていないようだ。
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