女の嘘 Vol.2

女の嘘:「付き合おう」は、ベッドに誘う常套句。女心を弄ぶ商社マンに、S級美女が仕掛けた罠

女は、息を吐くように嘘をつく。

それは何かと敵の多いこの世の中で、力に頼らず生き抜くために備わった、本能ともいうべき術なのだ。

それゆえ女の嘘は自然であり、かつ巧妙。特に男が見破ることなどほぼ不可能である。

これは、日常の彼方此方に転がる“女の嘘”をテーマにした、オムニバス・ストーリー。

前回は子鹿女・奈美をご紹介したが、今回は...?


第2話:女の嘘を利用する男・翔太


「...私は翔太がいないと生きていけないって、知ってるでしょ?」

潤んだ瞳で僕を見つめる奈美

可愛らしい顔立ちに小柄で華奢な身体つきはまるで“子鹿”のようで、僕は思わず彼女を強く抱き締めました。

ふわっとした肌触りの良いニットの胸元から覗く綺麗な鎖骨、スカートの裾から伸びる小さな膝と細い足首。そして彼女からほんのりと漂う甘い香り、そのすべてが男の本能を刺激する。


―あざとい女だなぁ。


心の中ではついこんなことを呟いてしまいましたが、僕はこの奈美のように“努力家”の女の子が嫌いではありません。

せいぜい“中の上レベル”の女の子が自身の知恵やセンスを駆使して(これを「女子力」、とか呼ぶんでしょうか)男を魅了しようと必死で努力してる。

本当に可愛いと思いますよ。僕の大事な“彼女”。

恋人として、奈美のそんな努力を誰より理解し、理想の男を演じるのは僕の役目でしょう?

...と言っても、“彼女”と呼べる女の子はあと二人いるんですが。

あ、ちがう。昨日もう一人増えたんだった。

【女の嘘】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo