
それはヘンだよ港区民!?帰国子女の港区男子に11の質問をぶつけたら、意外な答えが返ってきた
Q7.では、休日の過ごし方は?
休みの日はネットフリックスを見たり、家で過ごすことが多いです。お気に入りはアメリカのドラマ『MAD MEN』。
アメリカのエンタメは好きでよく見るけど、ここ数年の中でナンバーワンのクオリティだと思う。セリフがすごく面白い。書いている人たちはすごいと思う。
ホームパーティーもたまにやりますね。アメリカでは日曜日に誰かの家に集まって、ピザを食べながらアメフトを見るっていうのが定番の過ごし方で。日本はそういうのが少なく、寂しいなと思ったのもパーティーを開催する理由です。
Q8.港区に住んでみて、ぶっちゃけどうでした?
日本に来た当初は、恵比寿と六本木の違いもわからなかったし、港区に対するイメージも持っていませんでした。
実際、港区に住んでみると、大使館が多く安全な街だと思いましたね。あと、自分と似たバックグラウンドを持った人がたくさんいる場所でもあるので、居心地がいいというか。
港区はニューヨークでいうならどこか? と聞かれたら、アッパーイーストという気がします。港区のほうが遊び場が断然、多いですけど(笑)。
東京とマンハッタンの大きな違いは、東京は23区でカラーが全部違いますよね。でも、ニューヨークは日本ほど区によってカラーの違いがそんなにないんです。でも大前提で、マンハッタンと東京は全然似てないと思います。
Q9.ところでこの自転車、何用ですか?
トライアスロン用です。去年くらいまでは年2回とか大会にも出ていました。出場した大会の数でいえば、10回は超えているかも。
旅行がてら海外の大会に参加することも多いですね。最近は忙しくてトレーニングが出来ていませんが、大会前は週に10回はしてました。トライアスロンって、それくらい過酷(笑)。
Q10.じゃあ、食事とかも気をつけてます?
坂を登るときとかって、体重が大きく影響するんですよ。だから、大会前は痩せないとダメなんです。
でもぶっちゃけ、減量で大切なのは運動より食事。1人暮らしで営業職だと、外食にすぐ慣れちゃうじゃないですか。
それだと歯止めが効かなくなってしまうので、減量時は自炊がメインに。週1で近所のスーパー『NISSIN』で買い出しをします。必ず買うものはミニトマトとフルーツ。小腹が空いたときのおやつ用に、会社にも必ず持っていきます。
Q11.最後に、日本とアメリカの違い、色々あると思いますが、日常で感じることはありますか?
日本人は基本、みんな丁寧で親切。でも目立ちたくないという気持ちが強すぎるというか。
以前、出張でニューヨークに行った際、大雪でタクシーがなかなか捕まらなかったんですね。で、ようやくタクシーが来たと思ったら、ちょっと前にいた男が割り込んできて、先に乗っちゃったんです。でもすぐにタクシーの窓が開いて「ダウンタウン行くの?なら乗りなよ」って(笑)。非常に合理的だと思いません? でもこういうのって、日本では考えられないですよね。
あとこれはすごく小さなことですけど、アメリカ人は基本シャワーのみの人が多いんです。
もちろん、自分もそうでした。でも日本に帰国して12年。日本に来たばかりの頃は僕も湯船につからなくてOKだったのに、今では帰宅したら即お風呂に直行(笑)。入浴剤もいろいろ試すけど、日本のバブのほうが落ち着く気がしています。
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取材開始当初は、もう少しギラついた答えが返ってくるかもしれないと考えていたが、港区在住の帰国子女は意外と地に足のついた生活を送っている模様。
ニューヨークと港区の両方を見てきた彼は、どこにいてもマイペースに人生を楽しんでいる様子がうかがえた。