2018.08.10
青学西門前にあるあの有名イタリアン『ドンチッチョ』の姉妹店が、外苑前に店を構えて5年になる。本店と同じ温かな雰囲気がありながら、洒落たいでたちの常連たちによるリラックスした空気はこの街らしい。
青山の大人たちの日常使いに相応しいのは、料理も賑わいも安定感のあるこんな店だ。
たとえ仲間とでもお洒落な空気を求める人々は、あのイタリアンへ向かう
『Ciuri Ciuri』
いつもの仲間と大勢で集まるならば、気兼ねなく飲み、話し、笑いたいもの。
気楽な者同士の会といえども、周りの客層が上質であること、舌の肥えた大人を満足させる料理があることなど、こだわりだせば、選択肢は意外と少ない。連帯感を感じる賑やかさを感じながらも、どこか洒落た雰囲気がないと落ち着かない、というのが青山の大人だ。
そんなわがままを叶えてくれるからと、青山の大人たちはこの『Ciuri Ciuri』へ足を運ぶ。
目印は赤い屋根と半オープンエアの店構え。外までこぼれるグラスの触れ合う音や笑い声につられて、つい歩みが速くなる。
入り口から歓迎されていると感じられる雰囲気もこの店ならでは。快活なスタッフの、客との距離の取り方も絶妙で、居心地の良さを助長する。
だが、この店の最大の特徴は、店内に流れる圧倒的な平等感にある。
スーツ姿がキマった一行や、デザイナー然とした男女、少し怪しげな港区おじさんまで…。誰もが仕事や肩書き、しがらみの一切から解放され、寛いだ表情を浮かべて楽しんでいる。
オーダーが入ると飛び交うイタリア語も店の活気に貢献しているようだ。伝統的なシチリア料理をカジュアルに楽しむテーブルを見渡せば、どれも青山らしくそれぞれの個性が際立っている。
ディナータイムには、外苑西通りへ流れるタクシーが頻繁に行き交うこのエリア。食事を終えて2軒目に西麻布、六本木へ繰り出すには最高の立地だ。
並びには撮影スタジオがあり、芸能関係者が現場終わりで一般客に溶け込んで、リラックスして食事を楽しむ姿も多いという。
青山に生きる大人たちが、〝ラフに洒落てる空間を求める〞からこそ、この店にはいつもおおらかな連帯感が漂っている。
東カレアプリなら、電子書籍で読み放題!
「青山の夜」を体験してこそ大人です!
プレミアムサービスなら、最新号も過去号(約10年分)も、電子書籍で読み放題!
レストラン検索機能もついて超便利!
⇒アプリでのご利用はこちらから
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
⇒紙版をお求めの方はこちらから
※東京カレンダーは毎月21日頃の発売です。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
この記事で紹介したお店
アンティカ・トラットリア シュリシュリ
おすすめ記事
2018.08.08
青山通りから徒歩30秒の一軒家レストランは、足を踏み入れるだけで驚きの連続だった
2017.03.04
恵比寿でワイン飲み放題!絶品のフレンチディナーが驚愕のコスパ!
2018.08.06
お洒落だけどキメ過ぎない、そんな大人のこなれ感を演出するなら、青山の隠れ家ビストロが正解!
2018.06.28
雲丹なら雲丹の味を完全に引き出す!素材命のイタリアンはシンプルだけど最強に美味い!
2016.05.20
これは使える新店!表参道ヒルズにワイン280円~のチョイ飲みフレンチが誕生!
2018.06.06
6月から解禁!1シーズンで3万尾の鮎をさばく新橋の名店に、大人なら一度は赴くべし!
2017.10.13
デートに使えば間違いなし!敷居が高すぎず味も雰囲気も◎な名店5選
2022.06.03
「忘れられなくなりそう」生田絵梨花と麻布十番でデートしたら大成功だった!
2017.01.08
行きつけにしたい!年初めのご褒美ランチ
土日は昼から提供!肉ラヴァー絶賛のモツまみれの釜飯が旨すぎる
2017.06.25
渋谷だから始まるラブストーリー!大人になった今だからこそ訪れるべき、渋谷の名店3選
東京カレンダーショッピング
ロングヒット記事
2023.09.15
ハイブラパトローラー
自称「港区で無双する女」、25歳。ヴァンクリ目当てで12歳上の経営者と交際した結果…
2023.09.17
Editor's Choice~life style~
幻想的な雲海が目白に出現!L'OCCITANEとコラボしたホテルの“映え”イベントが凄い!
2023.09.12
Editor's Choice~fashion~
フェンディから、メンズの秋冬新作アイテムが登場。お洒落な男は、小物で季節感を取り入れる!
2023.09.14
Editor's Choice~beauty~
秋は最も髪ダメージが出やすい季節!美髪を保ち続けたい人必見の、頭皮ケア3選
2023.09.15
大人の週末ToDoリスト
菅田将暉主演の映画や、世界最古のイタリアの美術館展…「芸術の秋」何をして過ごす?
この記事へのコメント