2018.07.23
お洒落エリア青山に集まる人々は、身につけるものはもちろん、働き方にまでセンスを光らせている。
スタイリッシュさが滲み出る青山の大人たちが目指すのは、“今までになかった”ジャンル。
ありきたりな店に飽きた大人たちが行き着くのは、外苑西通りにたたずむ一軒家だった。
※こちらの店舗は、現在閉店しております。
重厚な扉の奥に東京を知り尽くす大人が辿り着く、中華がある
『楽記』
青山のお洒落女子御用達のフラワーショップ、『FUGA』脇の小さな路地。その突き当たりに、欧文のピンクサインが光る重厚な扉があるのをご存知だろうか。
少し奥まった立地と、店内の様子をうかがい知ることができない外観ゆえ、レストランと気づかずに素通りする人は多い。実はここ、ワイン好きの聖地、『楽記』だ。この店でワインと合わせて楽しむのは、なんと広東料理だという。
重厚な扉を開けて、すぐ左に目をやると、飛び込んでくるのは店の名物、焼き豚が吊るされたオープンキッチン。香ばしい香りが鼻腔を刺激し、階段を上るごとに期待感がふくらむ。
2階のダイニングフロアは、10卓限定と広すぎず狭すぎない、ちょうどいい小箱感がなんとも落ち着く。
この店を、いわゆる中華料理店だと思ってはならない。麺もデザートもスープもないのは、ワインとの相性を徹底して考えているがゆえ。そのこだわりは、一品料理を一口食べれば納得だ。他にない味と世界感は、是非ともじっくり時間をかけて満喫したい。
また、合わせるお酒は、紹興酒でも、いわゆる普通の赤や白でもない。自然派ワインが中心というのも、人とかぶらないチョイスを好む彼らの心をくすぐるのだ。
レギュラーメニューの中でも、特に女性人気が高い定番は「パクチーサラダ」¥1,500だ。
店に入ってすぐ、目を引いていた「焼味(しゅうめい)」と呼ばれる焼き物は、男女問わず人気。チャーシューや皮付き豚バラ肉、豚肉ソーセージなど、どれも肉の旨味が口の中であふれ、自然派ワインともよく合う。
いわゆる中華料理店を想像して訪れると、なかなか見つけることが出来ないだろう。ピンクのネオンサインか、ライトアップされた『楽記』の看板を目印にしよう。
中華料理店らしくない看板のこの店は、六本木の『祥瑞』のオーナーが経営しているもの。それゆえ、ワインバーという使い方をする常連もいるのだ。
ひっそりと佇む店構えもしかり、王道レストランをひと通り経験した者だけが行きつく〝青山らしい中華料理店〞として、高感度な大人たちを魅了する。
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