2018.04.29
やっぱりパンケーキはシンプルが一番!一度は味わって欲しいパンケーキが「帝国ホテル 東京」本館一階にある『パークサイドダイナー』の「インペリアルパンケーキ」だ。
今回は、気品と風格を兼ね備えた「パンケーキの女王」と呼ぶにふさわしい逸品の美味しさの訳とその歴史に迫った!
気品と風格を漂わせる唯一無二の美しいビジュアル!
帝国ホテル東京の本館一階にある『パークサイドダイナー』で提供される「インペリアルパンケーキ いちご添え」は、「これぞパンケーキ」と思わず声を上げそうになるほど、美しいビジュアルが特徴である。
テーブルに運ばれてくると、甘い香りが漂うと当時に、均一で美しい焼き目が目に飛び込んでくる。
パンケーキをデザートに!革命を起こしたのがこの逸品
このパンケーキの歴史がスタートしたのは、1953年。この当時は、パンケーキは朝食のひとつであり、「3時のおやつにパンケーキを食べる」という発想は、西洋料理界にはなかった時代。
ティータイムメニューにパンケーキを提供するという試みは、かなりのチャレンジだった。
しかし、実際に提供をはじめると、その美味しさから瞬く間に人気メニューになったという。これはデザートにおける革命のワンシーンと言えるだろう。
現在の『パークサイドダイナー』に至るまで、提供する場所こそ変われど、常に不動の人気メニューとして君臨し続けているのである。
美しい焼き目を生み出す焼きの工程に技あり!
この美しい焼き目を生み出している、焼きの工程に職人技を感じる。
混ぜ合わせた後に、少し寝かせた生地をパンケーキ専用のディッシャーですくい、厚さ3㎝の鉄板へと流す。この時の鉄板の温度は約180度、油を良く馴染ませておくのがポイントだという。
この温度と油の具合が少しでも狂うと、この均一な焼き目は生まれない。「鉄板の管理がなによりも大切で難しい」とシェフの松本さん。
鉄板の特徴を感覚で覚え込み、修業を積んだ料理人のみが作ることを許される伝統のパンケーキ。マーガリンとバターを混ぜ合わせて作られるホイップバターや、メイプルシロップとともに食べるのもいいが、まずはそのまま生地のみの美味しさを味わいたくなる。
ふんわりと軽い食べ心地で、3枚と見た目のボリューム感はあるが、ペロリと完食できてしまう。中には食事の後に、デザートとして食べていく人もいるほどだ。
この記事で紹介したお店
パークサイドダイナー/帝国ホテル 東京
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