充電完了! あの名店が復活 Vol.2

シュウホウエン

聚寳園

創業当時から変わらぬあの味が、同じ白金エリアに再出店

奥が大海老と玉子白身炒め(小)¥4,200。手前が揚州名物中国豆腐干の五目スープ煮込み¥3,600

お世辞にも決してお洒落とは言えない店構え。ところが、見た目とは裏腹に骨付き肉で作る酢豚やフワフワの蟹あんかけ炒飯なんて必殺メニューがある。目黒の東京都庭園美術館あたりでは地元が誇る街の中華屋さん。

そんな『聚寶園』が道路拡張工事のために、36年の歴史に一旦小休止を入れたのが2008年のこと。それから3年後、再オープンにファンはどれだけ喜んだことか。場所はちょっと離れたけれど、以前と同じく白金エリア。今度は大きな窓ガラスが開放的な店舗である。

中国・揚州生まれの初代から店を受け継いだ2代目、郭栄光氏が作るのは創業当時から一切変らぬ“あの味”だ。「できるだけ自然栽培の野菜や天然の魚介類を使って、素材そのものの持ち味を生かした料理を目指しています。化学調味料ももちろん、不使用」と郭氏。

そう、コレコレ。鶏ガラスープに干し海老のエッセンス、具の蒸し鶏と老酒の風味が溶け込んだ、揚州名物中国豆腐干の五目スープ煮込み。プツプツと散る赤黒い小さな点、干し海老の卵のおかげで次元の違う旨みが加わったこの味。派手さはなくとも個性際立つひと皿だ。そんな燻し銀のような魅力を放つ料理が揃っているのも、さすが年季の成せる技。そのほか、ふかのひれ入りそばにしろ、大海老と玉子白身炒めにしろ、パンチを効かせつつも自然な味わいが、じんわり身体に染みていく。これから先も、この味がこの店に歴史を重ねていくのだろう。

2代目オーナーシェフの郭栄光氏。壁に掛けられた看板は中国の政府高官から寄贈されたもの


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