
※こちらの店舗は、現在閉店しております。
艶やかな炊き立てのご飯が
身体と脳を目覚めさせる活力
忙しい日常の中で、朝食はおろそかにされがちだ。しかし、1日のスタートを切る食事だからこそ、しっかりと食べて欲しいと願う人たちがいる。
ホテルのレストランが提供する朝食は、「さすが」とうなるようなクオリティーを誇るメニューが多い。ここ『佳香』の和朝食膳もしかり。シンプルながら、日本料理の真髄を余すところなく味わうことが出来る。
「せっかく召し上がっていただくのだから、炊き立てのごはんをお出ししたい」と、ひとり炊きの土鍋を使い、テーブルでご飯を炊く。20分ほどで炊き上がった魚沼産コシヒカリは、ふたを開けた瞬間にふんわりと芳ばしい香りを漂わせる。茶碗によそえば、一粒一粒がぴかぴかと光り輝くように立っている。
味噌汁をすする。昆布とカツオの出汁に、米麹味噌、信州味噌、白漉し味噌の3種を合わせた味噌汁はしみじみとした優しい味わいで、起きたばかりの身体に染み渡る。炊き立てのご飯をひと口。上等な米が持つふくよかな甘みと香りが口に広がる。
干物や西京焼きなどの魚や小鉢をはじめ、米を美味しく食べるために吟味された品々が並ぶちょっと贅沢で直球勝負の和の朝食に、脳も身体も喜ぶこと間違いなし。ビジターでもわざわざ訪れる価値は十分にある。