デートの答えあわせ【Q】 Vol.12

俺の話に「すごい♡」を連発してたのに。女心を掴めぬ男の、致命的ミスとは:デートの答えあわせ【Q】

男女が恋仲に発展するための最初のステップである、デート。

互いの愛情と絆を深めあうチャンスとなる一方で、玉砕する場合もある。

二人で同じ時を過ごし、同じ景色を見ていても、男女で感じるものは違うようだ。

あの時、君は何を思い、その行動に出たのだろうか...


真衣と知り合ったのは、友人が開催しているワイン会だった。

最初は知人のみ参加できる会だったが、ゲスト参加もOKとなり、現在は主要メンバー5人、ゲスト5人くらいの割合で開催されている。

各々指定された店や誰かの家にワインを持ち寄って食事を楽しむ場だが、月に一度の定例会は新たな出会いを生む場でもあった。

そんな中、初参加だった真衣を見て僕の胸は高鳴る。

綺麗な顔立ちに、上品な佇まい。可愛いというよりも美人という言葉が似合う。

「この会、初参加だよね?僕は主催者の友達で、知之って言います。慶應の医学部を出て、今は都内で父親の跡を継いで開業医として働いています。」

早口で自己紹介を済ませ、真衣に近づく。

「真衣です。初めて参加しましたが...皆様、ワインお詳しいですね。無知で恐縮です。」

ワインを愉しむという名目ではあるが、参加者はワインよりも出会いを期待して来ていることは明白だ。

男性はそれなりの肩書を持つ人が集まり、女性はそれなりのビジュアルを持った人が集まる。

目的が明確な分、連絡先交換もスムーズにできる。

「良ければ、今度美味しいワイン飲みに行かない?西麻布にお気に入りのお店があって。」

「わぁ、是非♡」

こうして、僕は真衣とデートすることになった。

振り返ってみても、デート中、僕のプレゼンテーションは完璧だった。それなのにどうして、真衣は僕に靡いてくれなかったのだろうか。

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