2017.11.26
浅草で大人の粋を学べ Vol.5土日の賑わいは東京随一である観光名所・浅草。そのため土日の早い時間からハシゴ酒が楽しめる店も多いのがこの街の特徴だ。
「休日くらい明るいうちからお酒を飲みたい!」そんな願いも浅草ならば叶ってしまう。今回は楽しい昼酒を楽しめる名店を紹介しよう。
パリと下町の融合で生まれる雰囲気が魅力
『ガンゲット・ラ・シェーブル』
店名の“ガンゲット”とは、レストランでもビストロでもない、飲んで、歌って、踊れる“酒場”。
『ガンゲット・ラ・シェーブル』では、そんな陽気な酒場の雰囲気を感じながら、豊富にそろったワインや気取りのないフランスの家庭料理を味わうことができる。
14時の開店と同時に「ちょっと1杯」とやってくる近所の常連がいたり、カップルがワインを飲みながらおしゃべりに花を咲かせていたりと、みな居心地のいい店内で思い思いの時間を過ごす。
小皿料理が多く、色んな料理を少しずつ楽しめるのが嬉しい。
ブルゴーニュの郷土料理をアレンジした「ポーチ ド エッグの赤ワイン煮」や、鴨胸を3日間塩漬けにし、冷蔵庫でゆっくりと乾燥させて作る「鴨胸の生ハム」など、オーナーシェフ・田口氏が手がける逸品は酒飲み心を鷲づかみに。
遠方からグルメが足を運んだり、近所のおじさんがテレビを見ながら昼酒を飲んだりする姿が共存しているのがとてもいい雰囲気なのだ。
また以前は、焼き鳥とワインを楽しめる店として、浅草で知られた『萬鳥』という店であったこともあり「雛鳥の半身揚げ」の人気は高い。
料理も充実していて、リーズナブル。そして居心地がいいとなれば休日の昼から夕暮れ時まで、あれもこれもとオーダーしながら長居したくなってしまう。
大衆的で気取らない昼酒ならば
『浅草 水口食堂』
居酒屋然と佇むレトロな外観。店内をのぞき込むと、家族連れや地元の人々で賑わっており、なかには朝からビールをグビッと飲み干す姿も見られる。
大衆的で気取らないそんな雰囲気も魅力なのが『浅草 水口食堂』である。
「いり豚定食」(930円)は、どこか懐かしさを感じる味わいで、ご飯がどんどん進んでしまう。いり豚のソースはこの店のオリジナル。ソースのレシピは門外不出のため多くは語れないが、ベースとなっているのはケチャップである。ほど良い甘さと酸味を生み出し箸が進む。
隠し味に使用されるカレー粉の香りがほのかに香り、ご飯はもちろん、酒の肴としても最適だ。
こちらの店、酒の肴が充実しているのも特徴だ。なかでも、創業以来継続する大人気のサービス品である「まぐろ刺身」(1,200円)はイチ押し。築地仕入れのぶ厚いまぐろが7切れでこの破格とは恐れ入る。
多めの油で焼いたカリッと餃子とビールが堪らない
『餃子の王さま』
老舗も多い浅草だが餃子ではきっと最古参。「戦後間もない頃に急造の小屋で始めた」と2代目も証言。
昭和29年に店を構えたが、名はなく、ただ「餃子や」。客の助言で「王さま」を名乗るようになったという。
当初から供す「王さまの餃子」は多めの油で揚げ焼いた皮が香ばしい看板料理。餡は野菜のみの潔さで、驚くほど細かく刻まれている。
カリカリっと食感がいい餃子は、驚くほどの軽さを感じさせてくれる。
創業から継承された仕事に「少しでも美味しく」の心意気を実感する。40歳超えなら「これこれ!昔の中華料理屋の味だ」と感涙必至。
浅草に来たらおやつ感覚で、昼酒の選択肢の一つに加えたい店だ。
【浅草で大人の粋を学べ】の記事一覧
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