記念日に訪れるべきは丸の内だった!幸せな二人で行きたい名レストラン3選

上質な店があまたある東京だからこそ、とっておきの日の一軒を決めるのは至難の業。

大切な人とのハレの日が控える貴方に、丸の内の名店を紹介したい。

※こちらの店舗は店名を『アルヴァ』に変更しています。詳しくは、下記店舗情報よりご確認ください。この記事は、店名変更以前の情報です。


最高峰のホスピタリティとシェフの技を堪能
『ザ・レストラン by アマン』

ホテルのレストランを選ぶ理由は、味はもちろんのこと、その空間美やホスピタリティも同時に感じられるから。レストランへのアプローチひとつとっても、普通のレストランにはない驚きと感動がある。それが、日本屈指のホテルであればなおさらだ。

『アマン東京』は、世界のアマンの中でも、初の都市型ホテルとして、2014年にオープン。いまや東京の顔として、国内外から多くのゲストを迎えている。

初めて訪れる人は、まず約30mの吹き抜けと日本庭園をイメージした「ガーデンラウンジ」に息を呑むだろう。縁側や池、日本家屋を想起させながらも、限りなくモダンで開放的。また、1,200本のワインを収容するワインセラーは圧巻だ。

押さえるべきは夜景が楽しめる窓際の席。33階からの高層ビル群が織りなす夜景の迫力はもちろんのこと、晴れた昼には、外苑の緑や高層ビル群、その後ろには富士山や箱根の山々が一望できる。

「ラビオリ コロラーティ バジリコとリコッタ 車海老とロマネスコ」(¥3,300/サ別/¥19,000のコースにも入る)。

ヴェネチアの五ツ星高級ホテルで総料理長まで務めたという料理長が手がける料理は、イタリアをベースにしながらも、実に緻密。

「本鮪のサオール ボッタルガとサリコルニア ビーツ オシェトラキャビア添え」(¥3,400/サ別/¥16,000のコースにも入る)。クロアチア産の本マグロはオリーブオイルと塩のみでシンプルに。

例えば、本マグロの背トロを使った一皿では、ヴェネチアの伝統料理であるサオール(玉ねぎの南蛮漬け)で仕上げ、海の近くで育つシーアスパラガスやキャビア、からすみで塩分を加える。最後は両サイドに紙吹雪に似せた三種のビーツを散らし、完成となる。

脂の甘みと南蛮漬けの酸味や塩分が一体となり、新たな味わいが生まれる。こういった一皿がコースだけでなく、アラカルトでのオーダーができるのも、ホテルならでは。大切な人と、大切な瞬間をともに分かち合うに相応しい場所と言えるだろう。

ディナー後は、隣の『ザ・ラウンジ by アマン』に移動し、オリジナルカクテルで乾杯すれば、完璧な一夜となる。空間、料理、おもてなしと、全てを兼ね備えたホテルのレストランだからこそ、とことん非日常に浸れるのだ。


贅沢な個室で独占する、36階からの夜景
『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』

丸の内ビルディングの開業とともに、イタリア三ツ星レストランの東京支店として鳴り物入りで開店したのは『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』。

一流店をして真の一流たらしめる要素はいくつもあるが、この店において、そのひとつは丸ビルの36階というロケーションにある。

東京駅が眼下に広がり、視線を上げれば丸の内のシンボル、ノースとサウスからなるグラントウキョウのツインタワー。その間、スコンと開けた視界の先には、ベイエリアに毎夜のように花火が打ち上がる。そんな眺望がゲストに特別な時間をもたらすのだ。


そんな景色を、ここでは個室で独占できるのだから贅沢極まりない。天井にはベネチアングラスのシャンデリア、イタリアの貴族の館で使われていた暖炉などの豪奢な雰囲気は、プロポーズの場にもうってつけだろう。

「ポルチーニ茸、ブルーベリー、ブラータチーズのラザニェッタ パンチェッタのクロカンテを添えて」。イタリア本店のスペシャリテとなる一品。季節などによりメニューは異なる。写真は一例


無論、本店譲りの一流店の精神は料理にも通じている。

食材はできる限りイタリア産を使用。その上で、国産食材を使う際は、本店のシェフが来日した際に試作を重ねるという徹底ぷりだ。

本店が築き上げた歴史を大切にし、本物の精神が息づく名店だ。ハレの日を祝うなら、そんな人生に寄り添ってくれるレストランに身を委ねたい。

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