マッチングアプリは、必然に。 Vol.2

「マッチングアプリなんて、私に必要ない」とこだわる女を変えた、ある出来事

食事会後は皆でLINEを交換し、桃香は明夫に丁寧な文面のお礼を送った。

明夫からもまた律義な性格を窺わせる返信があったが、その後のやりとりは途絶えてしまった。

―地味な人だったし、奥手なのね…。

そう思ってやり過ごしていたが、翌日の夜、聡子から連絡があり思わぬことを聞かれた。

「ねぇ、昨日いた明夫さんってどう思う?」
「えっ……。聡子、タイプなの?」
「彼、カメラが趣味なんでしょ?綺麗に撮れるアプリ教えてあげたら興味津々で、今ちょっとLINEしてるのよ」

カメラが趣味。

そう言えば、そんな話をしていたかもしれない。

「…い、いいんじゃない?真面目で誠実そうな人だったし」

告白していないのに、フラれてしまった気分だ。

最近、桃香は食事会の後、いつもこんなやり切れない気持ちになる。


聡子との電話が終わったあと、桃香は家のベッドでFacebookをチェックしていた。何をする気力も湧かないとき、惰性でついSNSをチェックしてしまう。

すると、昨日化粧室に居合わせた先輩・奈緒が「いいね!」をしている「東カレデート」の記事が流れてきた。

奈緒は33歳で独身だが、新卒時代から憧れの存在だ。広報部にいて仕事は抜群にできるが、女性らしさを常に忘れない。

―奈緒さんが、マッチングアプリの記事に「いいね!」してるなんて、やっぱり流行っているのかしら…。

東京カレンダーの記事は、『秘書の秘め事』を大分読み込んでいたが、最近はあまりチェックしていなかった。しかしあの奈緒が「いいね!」している記事には興味がある。桃香は早速、読んでみた。

奈緒の恋愛事情は、常に謎に包まれている。

「うちの会社の井川遥」と言われるくらいの美人だが、実はバツイチだとか、20代前半と思われる男と歩いているのを見た、と色んな噂が流れるのだが、その真偽は未だ不明だ。

そんな奈緒が「いいね!」をしている記事を読み、一気に「東カレデート」に興味が湧いてきた。

東カレデートは、審査制マッチングアプリらしい。既存会員が異性の入会希望者を審査し、半数以上の同意が得られれば、無事入会できる。

「桃先輩も、登録だけでもしてみればどうですか?」

茜のその言葉を思い出す。


―まぁ、私が審査に落ちるはずはないわよね…。


そう思い、桃香は「東カレデート」をダウンロードした。

▶NEXT:6月21日 水曜更新予定
桃香、ついにマッチングアプリデビュー!?

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※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
いくら真面目でも、休日にアイロンのかかった白いワイシャツの裾をきちっとズボンにいれるかね?笑
2019/01/15 07:232

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