ウルトラ・プレミアムテキーラの製造現場に東カレがメキシコ潜入取材!

今、一部のセレブリティから「ネクストワイン」として高級テキーラが注目されているという。一時期前はオリジナルワインのプロデュースが流行ったが、昨今はジョージ・クルーニーやジャスティン・ティンバーレイクが自身のテキーラブランドを立ち上げている。

そんな中、欧米で”成功者のお酒”としてラグジュアリーステータスの地位を確立した、ウルトラ・プレミアム・テキーラブランド「Patron(パトロン)」が招待制のホテルを蒸留所に併設。

東京カレンダー編集部員・齋藤がメキシコへ渡り、3月に新たにオープンしたホテルの内部を日本のメディアとして初取材。蒸留所の製造過程も紹介しながら、最後には観光ガイド未掲載の現地レストランももれなく!ご紹介するので最後まで注目してもらいたい。

全日本空輸(ANA)が成田⇔メキシコシティ間の直通便を開通させてから、1ヵ月後の3月中旬。

直通便開通前よりも2時間短縮し、約12時間かけてメキシコシティへ。エアロメヒコに乗り継ぎ、メキシコシティから北西に約1時間の飛行を経てハリスコ州グアダラハラに到着した。

そこから約2時間かけて専用バスで北東部へ。最終目的地は、テキーラのナパバレーとも言われるアトトニルコという町だ。

テキーラの王様、パトロンの発祥地へ

ハリスコ州グアダラハラは、数多くのテキーラブランドの産出地。というのも、ハリスコ州政府機関「CRT(Consejo Regulador del Tequila)」の厳しい製造工程や規則の下製造されたテキーラのみ、シャンパーニュやワイン同様、原産地呼称が世界で認められているのだ。

中でも「パトロン」は、最大級の蒸留所「Patron Hacienda(パトロン アシエンダ)」とテキーラを作るアガべと呼ばれる多肉植物の畑を有し、国内外でNo.1テキーラブランドとして君臨する。言わば、テキーラの王様的存在。

そもそも、テキーラは樽熟成をしない蒸留直後もしくは熟成1ヵ月以内の「シルバー」、2ヶ月から1年未満熟成させた「Reposado(レポサド)」、そして最低1年以上熟成させた「Anejo(アネホ)」の3種類に分類されるのをご存じだろうか。

パトロンの蒸留所は他を寄せ付けない規模感で、パトロン好きなら飲んだこともあろう「XOカフェ」や「パトロン シトロンジ」等、全パトロンブランドの製造を一手に担っている。

そして今年3月、パトロン社はついに蒸留所の真横に招待制のホテル、「La Casona (ラ カソーナ)」までオープンしたというのだ。

何故今、ラグジュアリーホテルを建てるのか

ホテルに宿泊出来るのは各国のセレブリティやパトロンを仕入れるディストリビューター、バーのオーナー、メディア関係者のみ。今後も、蒸留場ツアーは一般公開しない予定だという。門戸を狭めているにも関わらず、その規模も細部へのこだわりも生半可ではない。

玄関ホール。パトロンのモチーフである蜂のオーナメントが施されたシャンデリアが豪華。

パトロンのテキーラボトルが贅沢に並べられた、全長10mほどありそうなバーカウンター

部屋には、現地のアーティストが描いたアガべ畑の絵画。細かな装飾にもこだわりが。

テキーラのみならず、パトロンブランドの名がつくものには全て”ハンドメイド(手作り)”と”ケア(細部まで行き届いていること)”にこだわり、ホテル内の装飾やデザインをとっても、現地のデザイナーや企業、ブランドを採用して建設したという。

客室は20室に限定し、ホテル内のレストランではパトロンを使ったカクテルを豊富に揃え、日本未輸入の「グラン パトロン バーディオス アネホ」(なんとお値段、1本5万円ほど)までがフリーフローで飲めてしまう贅沢さ。まさに、至れりつくせりとはこのこと。

また、テキーラ製造の際に発生した不純物をろ過してホテル内の水に使用したり(水道水からそのまま飲むことが出来る)、肥料にして施設内の畑で自家栽培した野菜をレストランで提供したりと、環境への配慮も忘れない。

物よりも、ユニークな体験を買う時代だからなのか。ここで味わえる世界観や体験こそがまさにパトロンブランド、という自信とプライド、そして余裕すら感じられる空間がある。「ウルトラ・プレミアム」という名の威信をかけた、キング・オブ・テキーラの覚悟を垣間見たような気がした。

ところで、セレブリティたちを魅了する、そんなパトロンのテキーラはどうやって作られているのだろう。

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