私、美人じゃないのにモテるんです。 Vol.3

好きな人に好かれないのは、なぜ?恋愛の“ミスマッチ”を引き起こす、残念過ぎる3つの理由

―美人じゃないのに、なぜかモテる。

あなたの周りに少なからず、そういう女性はいないだろうか?

引き立て役だと思って連れて行った食事会で、全てを持って行かれる。他の女性がいないかのように、彼女の周りだけ盛り上がる。

「クラスで3番目に可愛い」と言われる化粧品会社勤務・莉乃(27)も、まさにそんな女だった。

美人だけどモテない陽菜と莉乃の前に現れたデザイナーの健太郎。魅力あふれる彼をめぐって、女たちの戦いの火ぶたが切って落とされた。


ホワイトデーは、次の約束を取りつける口実にせよ


「健太郎さん。これ、ホワイトデーです♡」

会社での打ち合わせ後、莉乃はにっこりと、ブラウンの袋を渡す。

「これ…自由が丘の『マジドゥショコラ』じゃないですか」

健太郎が目をみはり、ちょうど気になってたんです、と嬉しそうにつぶやく。

―もちろん、知ってます。フォロワーじゃないけど、あなたのTwitterの“気になるスイーツ”リスト、リサーチ済みです。

莉乃は、うっすらほほえむ。

健太郎のオフィスは表参道にあるから、そのエリアでは買わない。

女性と一緒じゃなければあまり行かない、自由が丘。そこのスイーツをまだ食べてなかったら…彼女がいない確率、高いかも?

「バレンタインもあげてないし、ましてやお返しの日にもらうなんて…悪いな」

健太郎は下を向いて、すまなそうに頭をかく。

「健太郎さんに、食べてもらいたくて。代わりに今度、ご飯連れてってください♡」

莉乃はひかえめに微笑んで、その場を後にする。

―約束の取りつけ、完了。あとは…こっそりしこんだ手紙、いつ読んでくれるかな?

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