2017.02.23
――東京カレンダーで登場するエビージョや銀座女子などはどちらかというとキラキラのコンサバ系ですが、その最新ファッショントレンドを体感できる良いチャンスとして、どんなところに注目してもらいたいですか?
マリエ:やっぱりブランドによって世界観がまったく異なるところですね。見比べると十人十色あってすごく面白い。演出もそれぞれまるで違いますし。また、アジアのブランドが出展しているのも魅力です。アジア各国のデザイナーが、最初に世界に挑戦するコレクションが東京だったりするので、それはアプローチが日本のブランドとは全然違っていて、見ていて楽しいですね。
――具体的にどんなところが違うんですか?
マリエ:ランウェイが坂道になっていて、周りをお花畑にしてみたり、会場に砂漠を作っちゃって、椅子がないので地べたに座って見たり。と、海外のブランドからは、ここまでやっていいんだ、という新たな発見をさせてくれますね。
北澤:僕のブランドは、削ぎ落とした演出なので、凝った演出はむしろ勉強にもなります。自分にない美学を見ると改めて刺激になりますよ。
――ところで、北澤さんは、ショー終了後のデザイナーの挨拶で、ワイワイやる派ですか、スッとステージ裏に帰る派ですか?
北澤:スッと派ですね(笑)。それは格好をつけてるのではなくて、表で緊張しちゃうからなんです。戻ったら、バックヤードでスタッフと泣いてます。半年間みんなろくに寝ないで頑張ってくれたから、早くスタッフとこの達成感を分かち合いたい、という感じですね。みんなの顔を見ただけで、ボロボロと涙がこぼれて……。
マリエ:わあ、感動。胸アツですね!
北澤:やっぱり僕ら作り手は、糸の一本からこだわって洋服を作っています。そうした物作りの姿勢というのが、東京カレンダーのファンの皆さんにも少しでも伝わるといいなと思います。ランウェイの間だけ、刹那的に散りますが、そうした儚さも、桜を愛する日本人には合っているかもしれません。
ショーの雰囲気って楽しいじゃないですか。僕にとっては、年に二回のお祭り感覚。僕は今34歳でファッションを離れた仲間も多いんですが、そうした人にも、AFWTを見ることで、その面白さ、楽しさを改めて感じていただけるといいですね。
マリエ:そうですね。ファッションって本当に面白い。流行というのは、ついつい流されたり、遅れていると焦ってついていかなきゃ、なんて思ったりするんですが、その必要なんてない。むしろいろいろなファッションのトレンドに触れることで、自分の中の流行や自分らしさを感じることが大事かなって。そのためにもAFWTは意義がある。とにかく、自分にとっても新しい発見のあるAFWTは、これから楽しみです。
――まさに、“ファッションの今”が体感できる貴重な場ですね。東京のみならず、海外からも注目されている本イベントは、ファッションピープルにとってはまさに参加できること自体が憧れのイベントといえますね!
申込受付期間 | 2017/02/23 05:00 ~ 2017/03/08 23:59 |
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選考方法 | 抽選15組 |
当選発表日 | 2017/03/10 以降 |
申込可能な会員 | すべての会員 |
備考 |
東京カレンダーショッピング
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『かに物語』:ふっくらと肉厚な一本爪が2本入ったフレンチカレー
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