知性、センス、財力!そのすべてを兼ね備えた男が乗りこなす新世代のスーパーカーがこれだ!
ランボルギーニ渾身の新作『ウラカン』の秘密をすべて教えよう!
サトー では、『ウラカン』について教えよう。2016年11月に『ウラカン』のニューモデル、ウラカンRWDスパイダーというのが発表されたんだ。
船山 すみません、それは何かの呪文でしょうか?
サトー RWDというのはリア・ホイール・ドライブの略で、つまり後輪駆動ってわけ。
船山 よくわかんないんですけど、後輪駆動って特別なことなんすか?
サトー 『ウラカン』ってスーパーカーとしてはちょっと特別で、後輪駆動と四輪駆動の両方がラインナップされるんだ。
船山 へえ、あんな格好のスーパーカーで四駆があるのってスゴいですね。四駆だったら僕、スノボに行っちゃいますよ。
サトー 実際、アルプスの高級スキーリゾートにはウラカンが結構いるらしい。
船山 え! マジっすか!?
サトー で、後輪駆動のRWDはちゃきちゃきとした、すばしっこい走りが魅力。スリリングなんだよ。だからRWDと四駆では、キャラが違うんだ。
船山 スパイダーってのはどういう意味なんですか?
サトー ヨーロッパでは、オープンカーのことをスパイダーって呼ぶんだよ。
船山 デイブ・スペクターさんだったら、「探偵が乗るクルマ=スパイだー」とか言いそうですね。
サトー ……。これで『ウラカン』は、屋根のある4WDのクーペ、クーペRWD、4WDのスパイダー、スパイダーRWDと、主要4モデルが勢揃いしたことになる。
船山 当たり前ですけど、4つのモデルはどれも速いんですよね。
サトー どれも最高速度は軽く300km/hを超えるからね。
船山 300km/h! それってほぼ音速ですよね?
サトー んなわけねーだろ! 音速は時速1200km超えるんだよ!
船山 しゅん。
サトー 積んでるのは排気量5.2ℓのV型10気筒エンジン。最近は、排気量を小さくしてターボでパワーを補足するスポーツカーが多いんだけど、『ウラカン』はターボなしの自然吸気エンジンにこだわっている。
船山 ターボのほうがエラいんじゃないんですか?
サトー いやいや、自然吸気のほうが超高回転まで回るし、しかも回した時のフィーリングや音がいいんだね。カーンという濁りのないきれいな音、一度聞いたら病みつきになるよ。あと、『ウラカン』が速いのにはボディの軽さが効いている。
船山 あ、それはわかります。僕もダイエットが成功した時、クラブでの踊りがキレキレになりましたから。
サトー それと比べるのはどうかな……。普通、クルマを軽くするとボディがへなへなになってしまうんだけど、『ウラカン』は違う。軽くて強いんだ。
船山 そこにはどんな秘密があるのでしょう?