2017.10.10
見極められた海の幸を豪快にいただく『熊さわ』
18歳から料亭や寿司屋で修業し、和食一筋を貫く主人・熊澤さんが2010年に開店。毎朝、築地に出向き、魚を見きわめるのは、「いいネタを使わないと日本料理はダメになる」との信念から。
ランチといっても手は抜かず、夜に出すのと同じ魚を使い、主人自ら包丁を握る。「お客様の顔を見て仕事をすれば、下手なことはできません」と昼も夜もカウンターの前で見事な包丁さばきを見せる。
ばくだん丼は、オリジナルの醤油で漬けにした白身やいか、たこ、ホタテ、いくらに、納豆やたまご焼きものる豪快さを味わいたい。
江戸前寿司の職人技を堪能『鮨からく』
銀座の『奈可田』出身の戸川さんが平成元年に開店した高級寿司店。「銀座江戸前鮨研究会」を主宰するなど江戸前回帰の第一人者でもある。
江戸前の高級寿司と聞けば、値段が気になるところだが、ランチは1,000円からという粋さ。店名がついた「からく丼」は、新鮮なうちに仕込んだまぐろや中落ち、穴子、鯛がのっている。
それぞれ時間をおいた旨みが出ており、漬けは奥深いしょうゆの風味が生きた味。中落ちは、口の中でみずみずしくとろける美味しさで、江戸前の手仕事が十分にいただける。
落ち着いた店内で名物の鯛茶漬けを『銀座あさみ』
東銀座から徒歩8 分、伝統ある料亭が立ち並ぶ街並に、静かで堂々とした佇まいの『銀座あさみ』はある。
いただくべきはずばり、鯛茶漬け。ごまだれ、くるみ、カシューナッツをベースにした香ばしいタレにお好みでわさびを溶して丼にかけ、さらにその上から煎茶を注げば準備完了。ゴマの風味が、卸したての真鯛の旨みを引き立てる。
さらに、わさび、しそのアクセントも噛むごとに効いてくる。計算された味のバランスは圧巻だ。お浸し、小鉢、香の物、季節の甘味がついて料亭の味が1,600円というのは、やはりオトクすぎる。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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