素材の旨みを生かしてこそ!江戸前の仕事をきっちりこなす期待の和食3店

蕎麦、鮨、天婦羅…、素材をシンプルに生かすこれらの料理は、どれも調理する職人によって味に顕著な差が出る、ごまかしのきかない料理だ。だからこそ、店選びは慎重にしたい。そこで、ここに行けば間違いなし!という、今後人気店に仲間入りすること必至な名店3軒をご紹介します!

松茸と鱧の小鍋仕立て¥1,800(時価)。二番出汁をベースに松茸の香りと鱧の旨みが滲み出た出汁は、仄かな甘みを感じさせる優しい味わい

洒脱な店で頂く小粋な蕎麦『浜町かねこ』

水天宮前/蕎麦

~喉越し軽やかな新蕎麦と旬の天ぷら~

旨酒、佳肴、粋な蕎麦ー。三拍子揃った洒落た蕎麦屋が、ここ『浜町かねこ』だ。ご主人の金子泰史さんは、あのミシュランも認めた蕎麦処『蕎楽亭』で、二番手を務めていた実力の持ち主だ。

この店では、修業先仕込みの揚げたて天ぷらを始め、鱧と松茸の小鍋仕立てなど季節の味を取り入れた、気の利いたつまみが興をそそる。

だが、白眉はやはり手打ちの十割蕎麦だろう。蕎麦は、会津の在来種を選抜した新品種〝会津の香り〞を自家製粉。細打ちのしなやかな蕎麦を一箸手繰れば、草の香りが鼻腔を抜け、喉元を涼やかにすり抜ける。後に残るは甘みの余韻。じんわりと味蕾に染み入るようだ。

天ぷら蕎麦¥2,200。蕎麦は一人前150gとボリュームたっぷり。天ぷらは、てんぷら店よろしくひとつひとつ順番に揚げてくれる。さいまき海老、穴子、季節野菜などが並ぶ。

カウンターのほかに、個室の用意も。月曜はディナータイム、土曜はランチタイムのみの営業。

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