バルージョ麗子 Vol.7

バルージョ麗子:中途半端な自分が嫌!自分の気持ちに向き合った麗子が出した答えとは

女の幸せはキャリアか?それとも結婚か?

婚活に燃える同僚、キャリアに突っ走る先輩の間でどちらも選びきれない32歳の麗子。彼氏ナシ。

そんな彼女を癒すのは、その麗しき名前に似合わない?賑やかなバルでの心地よいひと時。「お酒を飲んでいる時間がいちばん楽しい!」と、現実逃避のごとく、今宵も一人、素敵なバルを探して東京を彷徨う。

ユキ姉と優香との食事の後、仕事も恋も中途半端な自分に気が付き、麗子は自己嫌悪に陥る。そんな中、河村との関係に急展開が……。


中途半端な自分に嫌気がさして


ユキ姉と優香と3人で食事をしてからというもの、麗子は元気がなかった。

起業後、順調に業績を伸ばしているユキ姉と、良い男と結婚するために手段を厭わない優香。二人はそれぞれ、仕事と婚活に自分の全てをかけている。

麗子だって仕事は好きだし、精一杯やってきた。結果もそれなりについてきていると思う。それでも、ユキ姉のように「結婚と出産はあきらめた」と言い切れるほど、この先仕事一本でやっていけるのかと問われると、……正直、自信はない。

かといって、結婚に向けて優香のようになりふりかまわず突っ走れるわけでもない。それどころか、好条件の河村を前にして、全くうまく立ち回れていないのが現実だ。

婚期と出産適齢期を逃してでも仕事を優先すべきか。結婚(厳密には出産)を機にキャリアの第一線を離脱するか。麗子は今、アラサー女性がぶち当たる壁のど真ん前にいる。

いつもならこんな時は飲みに行くのだが、この先の自分の人生を思うとやけに深刻になり、バルからも足が遠のいていた。

あれから、なんとなく河村のことを避けてしまっている。会いたくないというわけではないが、彼に落ち込んでる姿を見せたくなかった。正確には、落ち込んでる姿を見られないために取り繕うのが億劫だった。

仕事を理由に二回続けて誘いを断ると、河村から前ほど頻繁にLINEが来なくなった。久しぶりの恋になるかも、という淡い予感はこのまま消えるのかもしれない。

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