『あいのり』から9年後の彼女。美女のガチンコ恋愛バトルは修羅場に終わった!

「一年半くらいで別れたかな。理由はあまり言いたくないからごめんなさい(笑)。ホントいろいろありました。価値観も違ったし、しばらくは距離をおいて付き合ったけど、結局終わりました」

『あいのり』の恋は修羅場で始まり、修羅場に終わったようだ。

「東京って、あまり人とガチンコで向き合うことはないですよね。気の合わない人とはそれっきりで終わるみたいなところがある。でも、あの旅で学んだのは、苦手だと思っていた人でも掘り下げてみると、じつはいい人だったりすること。イヤなところがある人でも、自分からシャットアウトしないで、良いところを見つけるようになりました」

東京はしがらみが多い!

「東京はしがらみが多いですよね」

東京での恋愛について聞いたときに、彼女がぽつりとつぶやいた言葉は、誰もがうなずけるものだった。自分と相手の肩書き、ポジションなど、カップル成立にはさまざまな条件が必要で、単純にはいかないのが東京での恋愛だったりする。

「でもあの番組は知らない土地で知らない人と、テレビも自由もない生活を続けるわけだから、恋愛しかやることがないんですよ。誰かのいいところを見つけて好きになるっていう、シンプルに恋愛する姿勢を取り戻しましたね」

では、「あいのり」で一皮むけた彼女が求める恋愛とはどんなものなのか?

「毎日一緒にいたいし、彼氏ができたら一緒に暮らしたい。でも、“構ってちゃん”な男性は苦手です。やきもきしたりされたり、そういうのって続くと疲れてしまう」

嫉妬はするのもされるのもイヤらしい。それって『あいのり』でその怖さを知ったから……?

「相手を想う気持ちと、執着って違うじゃないですか。相手がどこにいたのか、自分だけのものになって欲しくて相手を責めたり、そういうのはイヤです。俺を理解してくれ! みたいな男性はとにかく苦手。なにをしているのか分からないミステリアスな人が私にはちょうどいい」

嘘をつかれていたとしても自分が分からなければOK、という割り切った考えもある。

昔はちょっと危ない男にハマった時期もあったらしい。あるとき、付き合った男性は普通に会っていたのに次の日にはどこかに消えてしまった、なんて刺激的なエピソードも……。

「いろいろあったけど、最近は一緒にいて心地いい、とにかく余裕がある人に惹かれます」

いい意味で相手に期待をしない、自分の気持ちに見返りを求めない。

ちょっとクールな彼女の諦観のルーツは『あいのり』でのガチンコ恋愛バトルにあるのかも。

彼女が真実の愛を探す無期限の旅を終えて、一緒にラブワゴンを降りる男性はいつ現れるのだろう。




熱田久美 公式ブログ
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