2016.04.03
タワマンラバー Vol.2タワーマンション。略して、タワマン。一昔前は、富裕層や成功者が住むイメージが強かったが、今では物件数も増え、裾野が広がってきている。湾岸から赤坂・六本木などの都心まで、さまざまなエリアにタワマンはあり、エリアによって居住者層も異なるだろう。
2016年の東京でタワマンに住む選択をしている、タワマンラバーたち。彼らはいったい、どのような価値観でどんなライフスタイルを送っているのか。今週は六本木に住む超高収入のコンサルタントに迫る。
<今週のタワマンラバー>
名前:Dさん(39歳)
職業:コンサルタント(個人事務所経営)
場所:六本木
家賃:賃貸で月額80万円
部屋:1LDK(約100㎡)
年収:数億円
交際:独身。結婚暦ナシ
時計:PATEK PHILIPPE (パテックフィリップ)
年収数億円のイケメンコンサルタントが住む部屋
六本木の駅の目の前。そういえば、それだけでどこかわかってしまうであろう、有名な“街”の中にあるタワーマンション。
その中層階、光の降り注ぐ広々としたスタイリッシュな部屋に住んでいるのは、コンサルタントのDさん39歳。数年前に所属していた会社から独立して、個人事務所を立ち上げた。すっきりとした知的な佇まいの中に、親しみやすい笑顔をあわせ持つイケメンだ。
部屋のインテリアは友達のインテリアコーディネイターの手によるもので、フリッツ・ハンセンのエッグチェア、オーダーによる美しいデザインの中扉や来客用のクローゼットなど、シンプルながらちょっとしたスパイスの効いたお洒落なものだ。バング&オルフセンのスピーカーBeoLab18から流れる、繊細で柔らかな音色が、その部屋を心地良く満たしている。
家賃は管理費込みで月額80万円。持ち家は持たず、新たな経験を得るため新しい環境を求めて2、3年毎くらいに住まいを変えるようにしている。
愛用の時計はパテックフィリップ5140G-001。
「数年前に買った時は800万ぐらいでしたが、今は当時より円安で値上がりしているみたいです。うるう年の2月29日にも対応した永久カレンダーの精巧な複雑機構が、この薄さの中に搭載されているっていうのが凄いんですよ。でも、この前の2月29日には時計を見るのを忘れてしまい、次は4年後かぁと考えると、永久カレンダー搭載の時計を楽しむには人生は短すぎると思いました」
車は個人単独では持たず、友人数人でシェアしている。白金にあるシェア用のガレージには、ランボルギーニ・ガヤルド、フェラーリ430スパイダー、マセラティ グランツーリズモS、BMW i8など様々なタイプの高級車が収まっているが、これにも彼なりの考えがある。
「ちょっと品がないかもしれませんが、各地で高級車だけのツーリング会が行われています。そういった集まりに参加して、出会ったことがない人と出会うためのツールとして、高級車を持とうと思いました。でもそれなら年に数回参加するツーリングの時だけ乗れれば十分なので、友人とのシェアという形態をとることにしました」
一ヶ月の仕事時間は数十時間!? 敏腕コンサルタントの驚きの仕事術
独立前に勤めていた会社は年俸制だったため、最低限のノルマをこなすだけの同僚もいたが、彼は与えられた仕事以外の仕事も積極的にこなし同僚達の何倍もの成果を上げていた。
「仕事の対価は、報酬と経験だと思っているので、報酬が同じであってもより多くの経験を積みたかったんですよ。よく言われる言葉ですが、経験って何よりも大事な財産だと思います」
その仕事ぶりから抜擢された部署で、倒産寸前の窮境企業の再生業務に関わり、彼はさらに貴重な経験を積むことになる。その経験をもとにコンサルタントとして独立を決意し、独立後も窮境企業の再生に関わる仕事に携わっている。
「アベノミクスによる好景気が続いていましたが、それでも資金繰りに窮して倒産寸前の企業も少なくありません。他人の不幸を食い物にしているわけではなく、純粋に自分だからこそできる企業再生の支援があるのではないかと思い、それまで得てきた経験や人脈を生かして窮境企業の再生の一助とならせていただいています。実際、多くの再生企業から、命の恩人ですといったお言葉を頂くこともあります」
その結果、彼が支援する企業は数百社に上る。一件の報酬額は相場の半額以下に設定し、かつ、再生企業が実際に経済的利益を得た場合にのみ報酬を頂戴しているとのことであるが、それでもかなりの収入があったことは想像できる。
「他のコンサル業者の何十倍ものクライアント数を抱えているので、それなりの年収にはなります。その分、クライアントには何十倍もの経済的利益をもたらしていますし、また税金もきちんと納めています。ただ、収入は、ビジネスにおける通知表だと思っているので、収入が増えれば嬉しいですが、収入の多寡によって生活を大きく変えることはないです」
そんな彼の現在の一ヶ月あたりの仕事時間は、数十時間程度だという。
「独立して最初の2年間くらいは全て自分一人で業務を行っていましたが、少しずつ自分がいなくても業務が回るような仕組みを構築してきました。今では提携しているアドバイザーが実作業を行ってくれていますが、そもそも仕事の付加価値は時間数で計るものではないと思っています。月間数十時間の仕事でも、それが僕しかできない業務で、かつ、クライアントにとっても社会にとってもプラスになるものであれば、何の問題もないと思っています」
【タワマンラバー】の記事一覧
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