2016.04.01

日本酒音痴で銘柄さっぱりなあなたへ！カテゴリー別日本酒名酒鑑9選

―豊かなフレグランスの酒―

山法師

山法師純米吟醸

山形

りんごを思わせる香りと、穏やかな甘さが心地よい。だが、そこに寄りかかるのではなく、すっきりした酸と舌に残った風味を潔く幕引きさせるキレが特徴。べたつきやしつこいコク、重さとは無縁の高い透明感を実現している。コバルトブルーの美しいボトルさながら、シャープな佇まいの酒だ。

夢山水十割奥（旬）

夢山水十割奥（旬）

愛知

香り、甘さともグラマラスで妖艶な色香が漂う酒。とろりとした舌触り、香りと甘さを堪能しているうち、しっかりとした辛さがきりりと引き締めてくれる。全体の印象はストロングながら、盃を進めれば米の酒ならではの落ち着きとまろやかさに気づく。日本酒の一筋縄ではいかぬ力を示す酒だ。

澤姫

澤姫純米吟醸真・地酒宣言プレミアム

栃木

口の中でゆったりと立ちあがった吟醸香が、その後も酒の味を邪魔せずに漂う。甘さもじんわり沁みてきて、辛さはじめ他の風味と相まって深みを増す。酸はすっきり爽やか。食前酒として、あるいは宴の最初の酒としてもいいけれど、じっくりと付き合う飲み方が、この酒の長所を味わうには最適。

純米酒寫樂

純米酒寫樂

福島

フレッシュでフルーティーな香りとくどくない甘み、程よい酸味は、それだけで女子を魅惑しそう。だが寫樂の本領はここから。華やかな印象のまま、米の旨みを広げていく。均整のとれた酒質は、ウルサがたの日本酒ファンも唸ること必至。冷やして供すれば、和洋を問わずたいていの料理に合う。

小細工はいらない！米の旨みを楽しめるオーソドックスな日本酒はこれだ！

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