タワマンラバー Vol.4

高層階からの目線の高さで見える花火に、成功者を照らし合わせる、秋葉原のタワマンラバー

タワーマンション。略して、タワマン。一昔前は、富裕層や成功者が住むイメージが強かったが、今では物件数も増え、裾野が広がってきている。湾岸から赤坂・六本木などの都心まで。様々なエリアにタワマンはあり、エリアによって居住者層も異なるだろう。

2016年の東京でタワマンに住む選択をしている、タワマンラバーたち。彼らはいったい、どのような価値観でどんなライフスタイルを送っているのか。実際に彼らの自宅に伺って、話を聞いてみた。

<今週のタワマンラバー>
名前:健介(31歳)
職業:会社役員(ゲーム関連企業経営)
場所:秋葉原
家賃:賃貸で月に約20万円
部屋:20階/37階建て 1LDK(40㎡)
年収:1,000万円
交際:独身。結婚暦ナシ
時計:オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク

秋葉原の気取らない空気感が、しっくりきた。


秋葉原の37階建てタワーマンションの20階の窓から、青白く光るスカイツリーを眺めながら晩酌をするのが、健介の毎晩の習慣だ。

31歳になる彼が、この秋葉原のタワーマンションに引っ越してきたのは3年前。以前は、この近所の普通のアパートに住んでいたが、勤めていたゲーム制作会社を退社して独立したのを機に引っ越した。

1LDK、約40㎡、分譲でなく賃貸で、駐車場代込みの家賃は20万円。

独身生活には手頃な広さ、アメリカンウォールナットのダークで落ち着いた色味のフローリングに中目黒のアンティークインテリアショップで購入した黒いソファ。部屋の一角にはDJブース。シンプルでおしゃれ。若い独身男性の部屋の一つの理想形がここにあった。

「家賃は、最初は少し高いかなと思ったんですが、少しだけ無理して高い部屋に住んで、モチベーション上げようと思ったんです。もっと頑張るぞ、って自分に喝を入れるためですね」


秋葉原という土地を選んだのは、仕事場が近かったいう理由もあるが、もともと両国育ちの彼にはこの地の利便性と気取らない空気感がしっくりきたからだ。

「目黒、世田谷とか人気ありますけど、僕はできれば近づきたくないです。ほら、世田谷あたりの住宅街とかって、近所のスーパーとかが微妙に遠かったりするじゃないですか。東京のこっち側の方が、絶対便利ですよ」

この部屋に住んでから、家で過ごすのが好きになったという。

以前、恋人がいた頃には神田の『焼肉トラジ』やイタリアンの『トラットリア マッコ』など、近場で肉が美味しい店によく行ってたが、最近は近所のスーパーで買い物をして自炊することも多くなった。

現在、恋人はいないようだが、涼しげな眼差しに、プレーンで清潔感がありながらどこか垢抜けた着こなし、そして落ち着いた語り口。女性からの好感度は高そうだ。

「そもそも出会いがないんですね。仕事もかなり夜遅くまで会社にいるような状態だし、仕事関係の人と打ち合わせする以外には、そんなに出歩かないし。合コン?したことないですね」

さて、どこからどう見ても真面目な好青年に見える彼だが、若い頃の話を聞くと少々違う一面もあるようだ。

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