初春の接待を制する、大人な空間で人気の名店6選

厨房スタッフは全員男性。キビキビと働く職人の緊張感は、男目線から見てもかっこいい

新鮮なもつ焼きで明日への英気を養う『鳥茂』

新宿

内臓系が苦手な人は男性にも多いが、騙されたと思って一度は足を運んでほしい。苦手な人こそ虜にする、絶品のもつがあなたを迎える。

1949年創業の老舗には、店名には反して鳥の肉は置かれていない。昔は肉の串焼きをすべて焼き鳥と呼んでいたからで、この店の人気メニューは新鮮さが売りの豚と牛だ。

左上から時計回りにコブクロ、シロ、レバー、ガツの刺し身盛り合わせ

中でも舌の上でとろりと溶ける豚ホルモンの刺し身、あの感覚は病み付きだろう。黄身に辛子を溶き、レモンを絞った酢醤油ダレにつけて食べる独特のスタイルには、驚きと感動が交差する。合わせて飲む酒も、イメージを覆すワインがハマる。

生気みなぎるホルモンパワーで仕事の疲れを払拭、益々の躍進を願って乾杯といこう。

老舗の品格を漂わせる、高級感ある店内。テーブル席や個室は1か月前から埋まってしまうので要予約

4〜10名まで貸切可能な個室

一流店の風格を武器にさすが! と思わせれば勝ち『グリル ウカイ マルノウチ』

丸の内

接待を成功させる極意は、旨い食事と酒だけではない。細やかな気配りこそ、相手の印象に深く残るもの。

高級店が並ぶ丸の内でもさすが“うかい〟と言わしめる贅沢な店構え、これを見ただけでまずはこちらの意気込みが伝わる。

席に着くとショープレートが出迎える。店内の至る所に飾られた芸術作品の数々も合わせれば、料理が運ばれるまでの会話にも困らない。

一番人気のイベリコ豚の炭火焼きを含むディナーコースBは、¥7,560(税込サ別)とリーズナブル。予算内に収まる値段設定が嬉しい

メニューはコース料理が中心。酒類は何でも揃うが、接待にはスパークリング・赤・白のワインセット3,240円(税込サ別)がお薦め。サーブのタイミングも任せられて気苦労がない。

この店を選択した時点で、商談は成立したも同然。後は一流のサービスに身を委ねるだけだ。

年代ものの食後酒を楽しめる

古き良き日本の建築美と西洋のインテリアをMIXさせたアンティーク調の内装。メインフロアを照らす光天井には、ステンドグラスを贅沢に使用

キーポイントはらせん階段、高めのテーブル・椅子、大きなワインセラー。ここに連れて来られたら、思わずきょろきょろしてしまうはずだ

所蔵ワインの数3000本 ワイン好きにはたまらない店『マルゴーグランデ』

新宿

ワインの豊富さを売りにする店は世の中に数多い。しかし、ここまできっぱりと所蔵するワインを見せてくれる店は、稀少なのではないか。まず目に入るのはガラス張りのワインセラー。地下へと続くらせん階段を囲むようにぐるりと下まで続いている。

長年オーセンティックバーを経営していた会社が作ったワインバー「MARUGO」。ここはその3号店である。1号店は400本、2号店は800本が収納できるワインセラーを備えたが、この3号店ではなんと3000本の収納を実現した。

子羊のロースト ラズベリービネガーのソース。酸味のあるラズベリービネガーのソースが、濃厚さの中に爽やかさをプラスする。メニューは季節により異なる。写真は一例

「1階には1本2800〜10000円くらいの廉価なワイン。地下には五大シャトーや日本に数本しか輸入されたかったという稀少なワインが置かれています。『本物なの?』とお客様に聞かれますが、全部中身が入った本物です」と、マネージャーは語る。ワインセラーをじっくり見て帰る客も少なくないという。

とはいえ、緊張する必要がないというのがこの店の良いところ。グラスワインが20種前後揃い、もちろんそれに合わせた料理も充実している。

キャッチーなフレーズを使って、分かりやすく味や特徴を伝えるメニューも、初心者にはうれしい限り。ワイン好きの女性は、仕事相手をエスコートすれば、あなたの株も間違いなく上がるはずだ。

1階はカウンターとテーブル席を準備。ワインセラーを囲むようなサークル型のカウンターも印象的だ

店内に入るとまず目につくのがこのワインセラー。らせん階段をぐるりと囲むような形になっていて、ワインがずらりと並ぶ.インテリアとしてもおしゃれな雰囲気を醸し出している

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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