「カニが丸ごと一匹ドーン」みたいな分かり易い絶品鍋4選

「寒っ」ときたら日本人の心に浮かぶもの、それは「鍋」。同じ鍋を囲んで語り、飲み、食べれば、心もお腹もポカポカに。「おい、鍋食い行くぞ!」なんて誘われたら「喜んでー!」と反射的に答えてしまうはず!

そこで今回は、贅沢に蟹鍋?バラエティ豊かな海鮮鍋?がっつり肉鍋?必ず好みが見つかる冬の絶品鍋を2日連続でご紹介。 昨日は幻の高級魚"クエ"を使った鍋など、4鍋が登場!2回目にして最終回の本日は、蟹を丸ごと使った贅沢鍋など4鍋をご紹介!

かに大根鍋。鍋の具は北海道産の毛蟹と大根のみ。シンプルながら、やみつきになる旨さ。バターの香りに食欲をそそられ、食べ進むうちにスープの味わいも濃厚に。蟹のエキスがしみ込んだ大根も美味

極上のふぐ料理と蟹鍋を目指して、いざ行かん!『牧野』

かつては、上野から浅草へ向かう人々が行き交うメインストリートだったというかっぱ橋本通り。延長線上に東京スカイツリーを望むこの商店街で、今も昔も変わらず食道楽の胃袋をわし掴みにしているのが『牧野』である。

店外に下げられた提灯からもわかるように、ここはふぐ料理の専門店だ。下関から仕入れる活とらふぐの身を網上で焼いて食す“焼きふぐ”や、特製の橙酢がふぐの風味を引き立てる“ちり鍋”も最高に美味だが、ここ数年、ふぐに迫る人気を見せているのが“かに大根鍋”。

生きた蟹を仕入れ、その日にさばくのがこだわり。身は甘く、甲羅には味噌がたっぷりと詰まっている

もともとは豚肉を入れ、まかないとして食べていたという。

「最近は多いときで10パイくらいは出るかしら。ふぐの店なのに蟹屋と化してるわ(笑)」と女将。

味噌バタースープに鷹の爪を加え、生の毛蟹と大根を入れたシンプルな鍋ながら、この世のものとは思えないほどの美味しさ。

「皆さん、秘伝の味噌っておっしゃるけど、これは蟹の出汁のおかげなの」

〆の雑炊まで堪能し帰路につけば、“幸腹感”で満たされること必至だ。

〆は雑炊の上にいくらをのせて。眩暈がするほど甘美な味わい。ラーメンと雑炊の両方を頼むお客も多い

「桃太郎鍋」

揺るぎない味を確立した野菜鍋の元祖『桃太郎』

この店を訪れた客全員がこの鍋を食する、といっても過言ではないという。名実ともに看板メニューであるその鍋の名は「桃太郎鍋」。岡山出身の先代が四半世紀前に考案し、絶大なる人気を誇る。

鍋の主役は19種類もの野菜。が、白菜やほうれん草、長ネギといった、鍋でおなじみの野菜は入らない。岡山名産である黄ニラ、レタス、小松菜や大葉などの葉野菜がメイン。

〆は、大葉と梅干しが添えられたごはんに、豆腐とスープをかけて食べるのがおすすめ

そして名脇役が、これまた岡山は津山産の黒豚と老舗豆腐店の豆腐、きのこ。あらかじめ昆布ダシの中で牛すじと根菜を煮たスープに、きのこと豚肉、続いてニラと豆腐と青梗菜を煮たら、ほかの野菜は食感を損なわないようさっと鍋にくぐらせ、牛すじの旨みを纏わせるのがキモだ。

大皿に山盛りの野菜も、ぺろりと平らげられてしまう

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