東京の夜はここに行けるようにならないと始まらない、名ホテルのバー8選

炎が燃えるシャンデリアがドラマティックなテイスティングルーム。インテリアデザインはトニー・チー氏が手がけた

テイスティングルームをあえての〝アペ使い〞『マデュロ』

グランド ハイアット 東京

“非日常的空間”という表現が相応しい『マデュロ』。

ラグジュアリーホテルならではの優雅で重厚感のあるバーは、食後のみならず、ディナー前に訪れて心をオンからオフモードに切り替えるのにもうってつけだ。

扉を閉めて個室感覚での使用も

カウンターやローテーブルのソファー席でひと息つくのもよいが“アペ使い”をするならば、店内奥のスペースがおすすめ。

もともとテイスティングルームとして作られたが、どことなく秘密めいた雰囲気を好み、足を運ぶ常連客も多いという。居心地の良さを追求すべく、新たにハイスツールも導入した。

テラス席にいれば夜空がシアターに

御濠を見晴らすテラスに女性バーテンのカウンター『ラウンジバー プリヴェ』

パレスホテル東京

都内のどこからもアクセスのよい丸の内にあって、水辺に聳える『パレスホテル東京』。

その6階に位置する『プリヴェ』は、木の葉をモチーフにしたカウンターにシックなボックス席を有するラウンジバー。女性バーテンダーが作り出す軽い口当たりのカクテルはスターターにぴったり。ホテル内のフレンチレストランから運ばれる趣向を凝らしたフィンガーフードが味わえるのも嬉しい。

フルーティなカクテルやシャンパンが揃う。女性にも喜んでいただけるメニューが充実しているのも魅力的

店内の最深部にはテラス席が用意されており、暮れゆく空と四季によって表情を変える木々を望むことができる。

「デートの待ち合わせ時間に遅れてしまいそう……」。そんな時は迷わず、『プリヴェ』をウェイティングに指定しよう。そうすれば、お相手もアナタの選択に満足するに違いない。

マグナムボトルは2カ月に1度のペースで銘柄を替える

女性をエスコートするスマートな動線のあるバー『マンダリンバー』

マンダリン オリエンタル 東京

『シグネチャー』と『センス』、2つの名店に挟まれるようにして、このバーはある。バーのすぐ近くにはエレベーター。つまり、ゲストはこのバーを経由して両店へと向かうことになるのだ。

そんなロケーションのバーゆえ、ここで待ち合わせてからレストランへと女性をエスコートする。そんなスマートな動線が図らずも可能だ。バーテンダーがすべて女性という点も、さらに言えば、マグナムボトルのシャンパンをいただける点も、誘いやすいポイント。

和のテイストを盛り込んだシンプルな店内も落ち着く

「熟成がゆっくり進むマグナムボトルは通常ボトルと味が異なります。クリュッグなら酸のニュアンスが違いますし、味もまろやか。希少性も高いです」とシェフソムリエが言う。

今宵はマグナムで口開けを。そんな誘い文句の使えるバー、ほかにない。

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