必勝デートでムフフ♥な夜!丸の内・銀座の『男も女も落ちる店』完全版

デートでどのレストランに行こうか、男性も女性も間違いないチョイスによってムフフな夜を期待したい! そんな迷える大人のためのバイブル的なデート指南書を丸の内・銀座版でご紹介。

銀座版「男も女も落ちる店」マップ

まずは"丸の内"と"銀座"の基礎知識を真面目に学ぼう

デートに誘う前に、まずは丸の内と銀座という街がどのような街なのかを知っておく必要がある。この2つの街はイトコ同士のような街だ。実に共通点も多い。
今回は、三つの共通点キーワードを元に2つの街を紐解くことにする。
そうすれば、なぜ「最初のデートは、清潔感のある"丸の内"」で、「キメのデートは、猥雑な"銀座"」かが理解できることだろう。

第1の共通点「レンガ」

丸の内は、明治23年(1890年)、三菱の総帥、岩崎弥之助が、明治政府から、皇居の東側のススキが生い茂る10万坪の土地を買い受け、ロンドンのロンバード街をモデルにしたレンガ造りのビル街を建設したのが始まり。

銀座は、明治維新直後、隣の築地に異人館の並ぶ外国人居留区が作られ、明治7年(1874年)、明治政府が、その居留区の外国人たちの買い物の場として、ジョージアン洋式のレンガ街を造ったのが、今に至る繁栄の始まり。どちらも、近代的なレンガ建築の町としてスタートした。ふたつの町に共通する第1のキーワードは、「レンガ」だ。

第2の共通点「山の手富裕層の町」

ところで、明治時代の東京の盛り場と言えば、まだ江戸以来の浅草・両国・日本橋といった隅田川周辺の町で、そこに集まっていたのは商人・職人たちだった。

が、20世紀に入って、大学出のホワイト・カラー(会社員)という新しい富裕層が生まれ、彼らが隅田川から遠く離れた西東京(山の手)に住み始めると、丸の内は、三菱系の企業の本社が集中したビジネス地区として、銀座は、百貨店・劇場・飲食店などが集中した商業地区として、ともに新しい山の手の富裕層を吸収し、急速な発展を遂げる。

それまでの日本になかった新しい「山の手富裕層の町」、これが銀座・丸の内の第2の共通点である。

第3の共通点「地盤沈下からの復活」

さらにこのふたつの町は、1980年代後半のバブル景気の頃、ショッピングやオフィスの需要を、渋谷や新宿などの副都心に奪われ、同時期に著しい地盤沈下を経験した、という共通点も持っている。

その後、丸の内は、地区内に30ものビルを持つ三菱グループが、20002年の「丸ビル」を皮切りに、「丸の内オアゾ」(2004年)、「東京ビル(TOKIA)」(2005年)。「新丸ビル」(2007年)、「丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)」(2009年)と、わずかな期間に10棟ものビルを建て替え、各ビルへのショップ誘致も功を奏して、活気を取り戻した。

また銀座も、21世紀に入り、タクシーでワンメーター圏内のウォーターフロントに大型マンションが次々に誕生し、近隣人口が増加。それに合わせて、かつての銀座では考えられなかった生活感のある安い店が客を集め始め、賑わいが復活している。

地盤沈下からの復活──これが、丸の内・銀座に共通する第3のキーワードだ。

丸の内版「男も女も落ちる店」マップ

生まれ育ちは似ていても、顔つきはまったく違う

明治時代は、モダンなレンガの町。大正・昭和は、新興富裕層のホワイトカラーの町。そして平成は、一度地盤沈下を体験して復活した町。ざっと考えただけでも、丸の内と銀座の間にはこれだけの共通点があるのだ。

但し、このイトコ同士、生まれ育ちは似ていても、顔つきはまったく違う。

丸の内が、整理された区画に高層ビルが立ち並び、そのビルの1階に三菱地所が意図的に店を誘致したために、どの通りも、安っぽいコンビニやファストフードが一軒もなく、清潔で、レベルがきちんと揃っているのに対し、銀座は、あちこちに都会らしい猥雑な裏路地を持ち、そこには昔ながらのバーやラーメン屋が混在している。ある意味、ふたつの町は、対照的な表情をしているのだ。

そこでやっと、デートの話だ。

まだ価値観がよくわかっていない異性とデートに行くなら、店のレベルが揃っている丸の内に連れて行った方が無難だ。街全体が、ある程度価値観を保証してくれる。エッチっぽさがカケラもないのも好都合である。

が、いつまでも無菌室のような丸の内に行っていたのでは、デートは進展しない。キメのデートなら銀座だ。銀座には個性溢れる違ったタイプの飲食店がたくさんあるから、相手の趣味さえわかれば、落とすのにドンピシャな店がきっとある。

最初のデートは、清潔感のある丸の内。キメのデートは猥雑な銀座。この順番が正しい。

では、この順番に従って、ふたつの町の「落ちる店」をご紹介して行こう。

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