東京スカイツリーおさんぽ！隅田川の左岸＆右岸でほっこりできる19店

「書く」ことが大切になる店『カキモリ』

蔵前

隅々まで気配りの利いた店内が居心地のいい、文房具のセレクトショップ。筆記具はもとより一筆箋、ペンケースなど、つい手紙やメモを手書きで書いてみたくなるような、美しいデスク回りのアイテムが揃う。

リピーターが多数いるのが、オリジナルのオーダーノート。サイズ、中の紙、表紙、留め具などを選ぶと、店内で10分ほどで製本してくれる。オプションで値段は変わるが、ほぼフルオーダーで800円程度からはうれしいかぎり。

常時100種類以上の紙と60種以上の筆記具が揃う。値段と品質のバランスのいい日本製が多くセレクトされた万年筆の棚も必見。

●カキモリ　http://www.kakimori.com/
東京都台東区蔵前4-20-12
TEL 03-3864-3898
営業時間 12:00〜19:00　月休み

全工程自社で手がける、一緒に年をとりたい木製家具『WOODWORK』

御徒町

こちらの家具店は、元は明治創業の材木屋。

１階のショップで販売している無垢材の家具や木の雑貨は、スマートなデザイン性と機能性を兼ね備えたもの。驚くことに自社で設計し、地階にある工房で製作されている。木材を選ぶ目の確かさは言うまでもないが、職人が一工程ずつを手がけるつくりの丁寧さも特筆すべきもの。

自社製作だけに細かなカスタムやサイズオーダーにも対応してくれるから、とことん長く付き合っていける家具が手に入るはず。


●WOODWORK　http://woodwork.co.jp/
東京都台東区台東4-14-8 1F
TEL 03-3833-2797
営業時間 11:00〜19:00　火～木休み

川を眺めて自由に過ごす、ゆるりとした時間『カワウソ』

蔵前

隅田川沿いの味わい深いビルの２階にゆったりとした時間が流れる場所がある。写真家・大沼ショージさんと萬田康文さんの２人が運営する、写真事務所とオルタナティブスペース。

さまざまなジャンルの展示やイベントなどが不定期に開催されているほか、大沼さんは「活版印刷局凹凸（おうとつ）舎」、萬田さんは「Monday Books」というリトルプレスも展開している。

同じビルの３階には、（デザイナーの）セキユリヲさんのアトリエスペース『サルビア』もあり、一緒に回るのがおすすめ。

いずれもイベントによっての不定期なオープンなので、HPなどで確認をして狙って訪れてみたい。


●活版印刷局凹凸舎 カワウソ
http://www.outotsusha.info/
住所 東京都台東区駒形2-1-8 楠ビル201
営業時間 イベントによって変わる
TEL 03-6231-7289

ものづくりの力を未来に伝える『m+』

蔵前

いかにも＂手作り！＂な暑苦しさとは無縁の、スマートなデザインのオリジナル革製品を扱う「エムピウ」。

元建築家という異色の経歴を持つオーナーが2006年、蔵前にオープンした店。近隣には鞄の材料を扱うお店も多く、仕事のフットワークが軽くなり、家賃も安く、食べ物も最高、と下町好きのオーナー。

最近では、同世代のショップ仲間や、古くからの職人との関わりも濃厚になり、そこから新しい商品も誕生している。


●m+　http://m-piu.com/
東京都台東区蔵前3‐4‐5 中尾ビル
TEL 03‐5829‐9904
営業時間 11:00～19:00　日月祝休み

新世代ショップの代表的存在『SyuRo』

蔵前

銅や真鍮製のすくっと気持ちのいい形をした丸缶、職人を替えて陶器、硝子など異素材で作った同じ形の皿……。店に来る度、新しい発想や楽しいアイテムに出会える。

オーナーの宇南山加子さんは、クリエイターを支援する台東デザイナーズビレッジの出身で、おかず横町という台東区でも古い商店街の脇に、2008年にお店を構えた。このエリアの新世代のものづくりショップを代表する一軒だ。

●Syuro　http://www.syuro.info/
東京都台東区鳥越1-15-7
TEL 03-3861-0675
営業時間 12:00～19:00　日祝休み