2017.10.16
■■■次は、西への新幹線出発駅「品川」&隣駅「田町」!■■■>
しみじみ旨いこれぞニッポンの定食『青田』
品川
喧騒の品川駅港南口も、高浜運河を越えるとめっきり様相を変える。ここ『青田』はそんな静かな運河沿いに佇む割烹料理屋だ。清廉な白地暖簾をくぐると、無駄な装飾のない凛とした設え。ここで食せるのは、魚を中心とした定食が5~6種。鯖や鮭といった焼き魚や鯛のおかしらの煮魚、旬に合わせて替わる刺身定食、穴子の天丼などがある。
変わり種はたらこ定食。大ぶりの生たらこの切り身に、味の染みた茄子の煮びたし、しらすの山椒煮と白米党垂涎のおかずをメインに、茶碗蒸し、ひじきの煮物、漬物と小鉢群ももれなく旨い。味噌汁にいたっては旬を伝えるふきのとう入り。その苦みがまた、しみじみと嬉しいのだ。
生まれも育ちも品川という店主の青田晃氏が、運河沿いに店を構えて以来、毎日のように橋を渡り、ここに通うビジネスマンがいるというのも納得の一軒である。
ピエモンテの味を大切に受け継ぐ店『RISTORANTE La Ciau』
田町
イタリア北西部に位置するピエモンテ料理の人気店。ハナミズキの街路樹を眺めながら食事が楽しめるテラスはこの時季の特等席。
人気は、前菜、パスタ、デザート、カフェのAランチ。5種盛りの前菜やデザートの盛り合わせも充実の内容だが、シェフの味をじっくり楽しむならばパスタ。なかでも1日15食限定の「グリーンアスパラと卵のラザニア 牛肉のラグーソース」は、シェフが修業時代に感銘を受けたピエモンテの味を表現。幾重にもなったラザニアの層の中にアスパラのエキスを含んだベシャメルソースをたっぷり忍ばせ、まさに初夏を感じる香りが、口福を運ぶひと皿に。
「アスパラの風味をより深く味わって頂きたくて」というシェフの愛情炸裂の一品である。
ほのかな甘みと清廉な香りの蕎麦『しながわ 翁』
北品川
旧東海道の第一番目の宿場町・品川宿。その面影を今に残す北品川に『しながわ翁』はある。
現在は蕎麦指導を中心に活動を行う高橋邦弘氏を師と仰ぎ、山梨『翁』に先輩を持つは店主の髙野幸久氏。ブレンドした丸抜きを石臼で自家製粉し、二八と田舎を打つ。前者は蕎麦の香りが気持ちよく鼻に抜けるストレートな味わい。田舎は香り豊かで歯ごたえがよく、濃厚なかつおの風味がいきた出汁によく絡む。
人気は鴨ざる。焼き色も美しい葱と鴨脂、出汁と麺が一体となって、手繰る手が止まらなくなるほど。
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