知っていたら絶対自慢できる魅惑の“限定”レストラン4選

「お客さまから、料理の説明を求められることも多いんですよ」と高村さん

欲しいものは欲しいと言おう
『日本料理エドア』

八丁堀

【1日数組限定】

独占欲は、大切だ。悪しき響きにたじろぐ必要はない。大事な誰か、特別な時間を、自分だけのものにしたい気持ちは、否定のしようがないもの。食事時で、さえ。

完全予約貸切制の店、『日本料理エドア』には、そんな気持ちを抑えられないお客たちが時々、訪れる。予約時間内は誰とも顔を合わせず、自分たちだけで、クローズドな空間と店主・高村直子さんの料理を堪能できる

手元がすべて、お客から見えるカウンター。丹念な仕事ぶりを見せることができるのは、自信の表れでもあろう

料理は基本的におまかせだが、事前のヒアリングはかなり詳細。苦手なものを除くのはもちろん、希望の旬の食材や調理法にも可能な限りの対応をするためだ。「カンニングペーパーを用意してるんです」と高村さんは肩をすくめて笑う。

聞き漏らしがないよう、限られた時間を心から楽しんでもらえるようにと気を配る誠実な姿勢は、予約電話の段階から垣間見える。生牡蠣が食べたい、クリスマス仕様のデザートを用意して欲しい、そんなオーダーにひとつずつ応えることもまた、嬉しくてしょうがないといった風で高村さんは包丁を握る。

シンプルだが料理の映える皿には、お客が「食べたい」料理と、彼女が「食べてもらいたい」味とが交差して、親密な空気感さえ生み出す。それが、初めての訪れだったとしても、だ。独り占めしなければ味わえないものもある。ほら、ね。

伊勢えびの具足煮。軽く潰したえびの殻でだしをひき、昆布だしと白味噌を加えた。濃厚なうま味に引き込まれる。おまかせコースより

まながつおのみそ漬け焼き。2日間、みそに漬けたまながつおにみりんを塗って炭火で焼く。ふきのとうの天ぷらが早い春を告げる。おまかせコースより

甘鯛のお椀。炭火で焼いた甘鯛を、甘鯛でとった潮汁に沈めた。お客の来店時間に合わせてひいただしには雑味がなく、身体に染み入る。おまかせコースより

無駄なものは何ひとつない厨房。営業時間中は、店主・高村直子さんとサービススタッフの2人だけで切り盛りする。おまかせコースより

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