薪焼きピッツァはここまで美味しいのか!本場顔負け東京ピッツァ4選

カプリチョーザ。薪窯ならではの燻香がトマトの風味を引き立てる

薪窯で焼かれたピッツァはしあわせの味がする『アオジ・ソシガヤ』

すべてにではないが、ピッツァ窯の炉床下には、験かつぎのコインが埋まっているという。商売繁盛の願いを込めた“おまじない”とのことだが、人生をめいっぱい楽しむイタリア人らしい、とてもチャーミングな発想ではないか。

2010年9月に世田谷区の祖師ヶ谷大蔵にオープンした『アオジ・ソシガヤ』の薪窯に、件のコインが埋まっているかは定かではないが、その繁盛ぶりから推測するに、窯の下にはキラリと輝く“お守り”があるような気がしてならない。

左.ピッツァ ビアンケッティ。シラスと生海苔がたっぷり。旬の味を堪能しよう 右.カウンター席では、薪のはぜる音を楽しむことができる

店主の後藤繁則氏は、もともとイタリアンのシェフとして都内のリストランテで料理長を務めていたが、ピッツァの「不確定要素が多く、数字で表すことができない奥深さ」に惹かれて29歳でピッツァイオーロに転身したという。

「自分でやるからには紋切り型のピッツェリアにしたくなかった。サイドメニューをつまみにワインを飲んで、締めにピッツァを食べる。例えば、蕎麦屋みたいな楽しみ方が出来る店があってもいいんじゃないかなと思ったんです」

薪窯ならではの香りを纏ったピッツァにのせる具材は、それぞれの味が伝わるようシンプルに。サイドメニューやワインも楽しんでもらえるよう、ピッツァのサイズは、やや控えめに――。

既成概念に囚われず、ゆっくり目指すべき道を行く。そんな店主がいる店で、幸福のコインは、いつまでも輝き続けるのだろう。

窯横にはテイクアウト用のガラス窓を配置

木の温もりを感じさせるどこかノスタルジックな店内

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