表紙カレンダー Vol.1

北川景子が語る、映画『HERO』のマル秘舞台裏

テレビで、あるいはスクリーンで、今年の夏は北川景子さんに会う機会が多いはずだ。
そしておそらく、いままでとはひと味違う彼女の演技を目にするだろう。
女優として次のステップに踏み出した北川さんは最近、夜の過ごし方も変わったという。

この夏、木村拓哉さん主演の『HERO』の公開を楽しみにしている人も多いはずだ。昨年、13年振りに制作されたテレビドラマ『HERO』は多くの方から支持され、2014年の民放の連続ドラマではトップクラスの視聴率を記録したのだ。その映画だけに、期待は高まる。

ドラマでも映画でも、木村さん演じる久利生検事を支えるしっかり者の事務官役を熱演したのが北川景子さんだ。2001年のドラマ第1作と2007年の映画第1作で木村さんのパートナーを演じたのは松たか子さんだったから、北川さんは昨年からこの作品に加わった新メンバーということになる。国民的人気ドラマに出演することに、重圧は感じなかったのだろうか。

7月18日(土)の映画公開を前に、東京カレンダー編集部は役についての思い入れを聞いた。
「責任はもちろん感じましたけれど、プレッシャーはなかったですね。私とか濱田岳くんからすると、中学生の頃に見ていた憧れのドラマに参加できるという、夢みたいな話です。ずっとワクワクしていました」

ヒロイン役のオファーがあった時には、悩むことなくふたつ返事で出演をきめたという。

「『HERO』がもう一度ドラマになると聞いた時からヒロインはだれだろうと気に掛かっていましたし、そのお話が自分のところに舞い込んで来て、一生に何回とないチャンスだと思いました。嬉しかったですね」

前述のようにドラマは人気を集め、映画化が決まった。ドラマと映画では、作品に向かう姿勢に変化はあったのだろうか?

「基本的には連続ドラマの世界観のままできたらいい、ということをスタッフのみなさんと話し合いました。ただひとつだけ違うことがあって、映画では第1作のヒロインだった松たか子さん演じる雨宮が戻ってくるんですね。そこは映画の見どころだと思うし、演じるうえで異なった点だと思います」

確かに映画『HERO』での北川さんは、少し抑え気味の演技を見せる。150㎞/hの剛速球を投げられるピッチャーが、135㎞/hに抑えて丁寧に投げているような印象だ。

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