コーヒー豆高騰!飲む価値あるコーヒーはここだ Vol.2

絶滅した名コーヒーが再び! 大坊珈琲店の味が復活

curated by
船山 壮太

恵比寿駅西口から徒歩2分ほど。こちらの紳士が見えたら、階段を上がった2階

2013年に惜しまれつつ閉店した、表参道の『大坊珈琲店』。コーヒー好きにとって、言わずと知れた有名店。最近では、ブルーボトルの創業者であるジェームズ・フリーマン氏が懇意にしていた店としても話題になりました。

そんな『大坊珈琲店』の流れを受け継ぐのが、恵比寿にある『COFFEE TRAM』です。というのも、店主である古屋達也さんは大坊珈琲店の出身なんだそうです。私自身、大坊珈琲店には数回訪れたことがありますが、凛とした雰囲気やインテリアのテイストなど、似た雰囲気を感じます。

もちろん、焙煎は大坊珈琲店にならって、手廻しロースター。ネルドリップで珈琲を淹れています。最近、あまり見ることがなくなった手廻しロースターですが、このお店では特注の鉄製、1kgサイズのものを使用しています。お店を訪れた際には、焙煎された豆がカウンターに並んでおり、焼きたての豆の香ばしい香りがしていました。

BARなので、カウンター裏には多数のお酒が並ぶ。夜はアブサンを使ったカクテルがおすすめ

メニューはブレンド珈琲¥500のほか、ストレート珈琲¥600〜、ミルク珈琲¥650〜などがあり、この日はブレンド珈琲を注文。一口飲んでみると、まず、少しぬるめの温度に驚きます。なんでも「口に含まれる際には、70℃そこそこになるようにしています。当店は深炒りなので、温度が高いと苦味が強く出てしまうんです。まったりとしたコクを味わうにはこの位がいい」と店主。

実際に味わってみて納得!確かに、熱々の珈琲よりも味の輪郭がはっきりしています。まったりとした甘みがありながら、されど後味はすっきり。矛盾した表現になってしまいますが、ずっと口の中に残しておきたいと感じる珈琲でした。美味しかった。

ブレンド珈琲は、コロンビア、ブラジル、タンザニアなどの豆をブレンド。100g¥700で販売も行っています

場所は恵比寿駅西口から徒歩2分ほど。お店は二毛作営業をしていて、10時〜19時は『COFFEE TRAM』、19時以降は『BAR TRAM』となります(こちらは弊誌4月号、恵比寿特集でも紹介しています)。普段はBAR営業をしていることもあって、空間は隠れ家のよう。

人でごった返す街場のコーヒーショップもいいのですが、こういったお店で一杯とじっくり向き合うのも、また格別。時間を気にせず、ゆっくり過ごしたいお店です。

手廻しロースターは、大坊珈琲店と同じ型のもの。酸味がなくなるかどうかという深炒りの焙煎度合いで仕上げる

2014年4月1日に開店した『COFFEE TRAM』。店主の古屋さんは“未到の深炒り珈琲”を探究する


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