みなさんは、京町家をご存知ですか?
かつては商人の休憩どころや医家の住まいとして利用されていた町家。老朽化などを原因に、取り壊されている町家も多いといいます。それが今では、京都の歴史や風情を感じながら「暮らすように泊まる」ことのできる宿泊施設として、脚光を浴びています。
一棟まるごと貸し切ることができるので、ご家族や気のおけない仲間との団体旅行にもぴったり。目の前に鴨川を眺めたり、祇園の街を散策したり。楽しみかたも様々です。京都の各エリアから注目の町家をご紹介します。
<木屋町エリア> 庵 京町家ステイ
出典:relux(リラックス)
美濃屋町と和泉屋町など、鴨川を正面に眺める場所をはじめとして京都の町に点在する町家を持つのが、「庵 京町家ステイ」です。誰もが過ごしやすいようリノベーションを施し、昔ながらの風情と現代の快適性が同居しています。いずれの町家も、木戸を隔ててすぐに木屋町通に出られる立地で、観光にも便利です。
<東山エリア> 京町家スイートルーム 藏や
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紅殻格子(べんがらこうし)や虫籠窓(むしこまど)、壁、床、障子、畳などの伝統的な装飾を残しながら、100平米もの贅沢な空間を持つことで人気の町家です。その佇まいは、まさに「和モダン」。
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1日1組限定という贅沢さもさることながら、檜の香りが漂う大きな半露天風呂がしつらえられているのも嬉しいですね。「清水の舞台」として有名な清水寺にも近く、「京風情三昧」の1日をお過ごしいただけることでしょう。
◆住所:京都市東山区五条橋東6-502
URL:京町家スイートルーム 藏や
<京都市内> 町家レジデンスイン
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「朱雀ふしぞめ庵」、「粟田げっぱく庵」、「町家レジデンスイン 朱雀こんるり庵」など、数十種類の町家を持つのが町家レジデンスインです。「新撰組」発祥の地・壬生、河原町や嵐山など歴史・史跡巡りを楽しめるロケーションも人気の秘密。かつてその地に住んでいた人々に想いを馳せることができるも、京都ならではです。
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昔ながらの土間の台所は、あえてそのままに。外で京料理を味わうのも素敵ですが、つっかけでお料理を楽しむのも乙なもの。手製の料理は素朴だけれど、京町家での滞在はより一層楽しくなります。火を使えない町家が多いなかで、火を使うことができるのも町家レジデンスインの特徴です。
◆住所:京都市中京区壬生坊城町66-16
URL:町家レジデンスイン 朱雀ふしぞめ庵
いかがでしたか? 京町家で、かつての人々のように町を楽しみながら「暮らすように泊まる」体験を、ぜひ。