WEB編集部梅木の、ほぼノンフィクション合コン実況中継 Vol.3

読者モデル戦@『CICADA』での外苑前商社マンの巧みな試合運び

あの試合が催されたのは、8月上旬の蒸し暑い夜だった。幹事だった梅木はその夜のフレンドリーマッチの相手である「読者モデル陣」から「30代のダンディな男性を」というオーダーを受け、仕事で知り合った知人を集め、即席チームを組成して試合に臨んだ。

試合前に軽く挨拶をし、アイスブレイクをしていた矢先、対戦相手の「読者モデル陣」が到着した。流石にみな足が細く、スタイルがいい。

絵里子:CICADAって広尾から移転してから来るのはじめて。最近、なかなか予約が取れないって聞くけど。ありがとう!

本日のスタジアムは表参道の『CICADA』だ。この試合が催されたのは2013年夏。当時は広尾から移転して1年経っていなかった。今でも人気だが、店内の雰囲気も地中海料理も、女子ウケ抜群だと聞いており、迷わず選んだ。

合コンといえば男性からするとコスパ良く抑えたいという心理が働いてしまうこともあるが、対戦相手は読者モデルたちだ。多少の期待を込めて敬意を払い、男性が30代が多いということもあり、コスト度外視の選択をした。

スターティングメンバーはこの通り。3on3の試合となった。

【梅木ジャパン】

高野(34歳・外苑前商社マン)
蛯原(33歳・丸の内金融マン)
梅木(29歳・メディアマン)

【読者モデル陣】

絵里子(30歳・外資系企業広報)
真由美(31歳・丸の内企業秘書)
めぐみ(33歳・旅行代理店営業)

副音声は梅木の脳内解説でお届けする。

左.CICADAの定番:ひよこ豆のディップ“ハムス”¥1,000

右.アンチョビとローズマリーでマリネした骨付き仔羊のグリル¥2,600

序盤は外苑前商社マンの高野がいぶし銀のプレイで主導権を握る。

絵里子:高野さんって、背が凄く高いんですね。声も渋いし、素敵!

高野は実は既婚者だ。今回は相手方の幹事からは「既婚者もok」と事前確認もあり、その上で招集している。背が高く色黒な外見から、「外苑前の黒豹」という異名を持つ。

高野:この「ひよこ豆のディップ」、すごく美味しいよ。みんな食べようよ。

最年長であるにも関わらず、率先的に取り分けをする外苑前の黒豹。これぞ、既婚者の余裕。大人の貫禄か。

(脳内解説:さすが高野さん。余裕の振る舞いだな。幹事同士だが僕はこの3人の中では絵里子がタイプだ。160cm台後半で細くて艶かしいだけじゃなく、話を盛り上げるのも上手そうだ。このままでは持っていかれてしまう・・)

左.シュリンプのスパイシーソテー“ピルピル”¥1,400とカリフラワーのフリットはアンチョビアイオリソースで¥1,200

好プレーを連発する外苑前商社マン高野とは対照的に、丸の内金融マン蛯原の動きは重い。

真由美:私も丸の内勤務なの。蛯原さんはどれくらい彼女いないんですか?

蛯原:俺、仕事が好きだから、仕事に熱中しちゃって。もう何年もいないなあ。

真由美:どんな女性がタイプですか?

蛯原:めんどくさくないタイプがいいな。仕事を理解してくれるというか。

蛯原は本音を話しているのだが、もう少し上手い対応はありそうなものだ。

(脳内解説:高野は手強いが、蛯原なら勝てそうだな・・・)

後半戦になるに従って、蛯原は酒が入り酔いが回り、投げやりな会話などのラフプレーが目立つようになった。

梅木:蛯原、うるさい奴でごめんね(苦笑)。このシュリンプ、ピリッとしてて美味しいよ。

めぐみ:ありがとう。梅木さんはどんな女性が好きなの?

梅木:身長は少し高めの細めで綺麗系な人が好みかな。今日はみんな当てはまっちゃうけど(笑)

目の前のめぐみには興味がないとか、いろいろと本音はあったが、その場の多くの女性が当てはまりそうなことをマイルドに伝えた。それが礼儀だと思った。

一人2杯ずつ飲んでお会計は4.2万円。女性陣には当然請求せず、男性陣で割った。一人1,4万円。客単価は7,000円で収まっており、想定より安い。

少しガヤガヤしていて話が聞きにくいという難点もあるが、雰囲気は抜群、味良し、意外にもコスパ良しで、『CICADA』は合コン会場としては優等生であるとの結論に至った。170席もある店内がほぼ満席だったことも、その人気を裏付けている。

正直に話すと僕はこの試合から実りはなかった。絵里子とあの黒豹がいい感じになっていたのは気のせいだろうか。


東カレアプリダウンロードはこちら >

【WEB編集部梅木の、ほぼノンフィクション合コン実況中継】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ