男と女の答えあわせ【A】 Vol.323

デートで「何食べたい?」その答え方で差がつく。ハイスペ男子が結婚を意識する女性とは

三浦マキ

A1:お金目当てではないとわかるほど、自然体だった。


亜紀と出会ったのは、友人から誘われたBBQだった。その会には、男女合わせて10名くらいが参加していた。

そんな中でも、目立っていた亜紀。

デニムにTシャツ、そしてキャップというカジュアルな服装だったけれど、色白で、美人なことはすぐにわかった。

話してみると、“クールそう”な第一印象とは違い、穏やかな亜紀。

「亜紀さんは、何のお仕事をされているんですか?」
「私は、医療系の仕事です」
「へぇ、そうなんですね。すごい」
「いえいえ、全然ですよ。流星さんは?」

こんな会話から始まり、なんとなくずっと二人で話していた。

そして二次会へ行った際に連絡先を交換し、すぐに二人で食事へ行くことになった。

店は散々悩んだけれど、「焼き鳥が食べたい」という亜紀のリクエストに応えるべく、恵比寿の『喜鈴 別邸』にした。


BBQから1週間後、店の個室で待っていると亜紀がやってきた。“綺麗なお姉さん”という感じの服装で、前回のカジュアルな雰囲気とはガラリと印象が違っていた。

「亜紀さん、また今日は雰囲気違いますね。可愛い」

前回とのギャップがまた良くて、つい“可愛い”と声が漏れてしまった。

すると、亜紀は少し照れている。その感じがさらに可愛くて、僕は思わず満面の笑みになってしまった。

そして今日、ここで会うまでに思っていたことも素直に伝えてみる。

「亜紀さんから『焼き鳥がいい』って聞いた時、何か嬉しかったんですよ」
「そうなんですか?」
「…もっと高級な感じのモノを言われるかと思ったので」
「どんなイメージなんですか(笑)」

正直、今までデートをしてきた女の子たちは、初回から高級店や高級料理をリクエストしてくる子が多かった。

その点、亜紀は値段も比較的お手頃に楽しめる“焼き鳥”だった。

その時点で、僕は「この子、いい子だ」と思っていた。

さらに二人で話してみると楽しくて、会話も途切れずに進んでいく。


「じゃあ流星さんは静岡出身なんですね!大学から東京に?」
「そうなんですよ。亜紀さんは?」
「私は東京生まれ東京育ちなので、逆に田舎がなくて。羨ましいです」
「静岡、いい所なんで今度機会があったら案内しますよ!」
「本当に?行きたい」

もちろん、1軒目のデートの最中も楽しかった。しかし僕が強く惹かれたのは、ここからだった。

それはお会計になった時のこと。

「いくらでした?」
「ここは僕が支払いますので、大丈夫ですよ」
「いいんですか?ありがとうございます!ご馳走さまです。じゃあ…もし良ければ、もう1軒行きませんか?この近くに、行きつけのお店があるんです」
「もちろん!行きましょう」

ちゃんと支払うかどうか気にしてくれたうえに、2軒目に自ら誘ってきてくれた。

しかも、亜紀の“行きつけ”のお店に着いたとき、僕は正直驚いてしまった。

お世辞にも“おしゃれ”とは言えない、雑多な居酒屋だったからだ。

「亜紀さん、意外に渋いんですね」

今まで出会ってきた女性は、なんだったのだろうかと思った。

オシャレで高くて見栄えの良い店しか行かない子が多いなか、亜紀はとても自然体だ。

「ここ、見た目はあれですが…(笑)。味もコスパも最高なんです。とりあえずビールでいいですか?」
「もちろん」

結局この後もつまみを食べながら飲み続け、気がつけば24時を過ぎていた。

「亜紀さん、また会えませんか?」
「はい。私もそう思ってました」

そしてこの次のデートで、僕は彼女に告白をした。

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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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