Q2:女が別れを決意することになった、男の言動は?
ようやく恋人同士になれた僕たち。自然体でいられて飾らなくていい関係が、とても居心地が良かった。
ちょうど仕事が繁忙期に入り忙しくなったので、タイミングも良かったと思う。
付き合っているのだから、毎日会えなくても何も問題はない。
むしろ、真帆も僕と同じようなタイプだったようで、頻繁に「会いたい」とは言ってこなかった。
そして2週間振りに会えたある日のこと。真帆の家でダラダラしていると、真帆が僕の顔を覗き込んできた。
「最近、健二くんは忙しいの?」
「まあ、ちょっとね。仕事が立て込んでいて」
「そっか。大変だね。でもさ、たまには二人で、外でデートしない?最近お家デートばかりだし」
「そうだよね…。どこか行きたい所あれば、教えて。店、見とくから」
「一緒に行きたい所あれば、リンク送るね」
僕は、外食も好きだけれど、デートなどは意外にインドア派だった。
家でのんびりして、二人で買い物へ行って、ご飯を作ってもらう…という週末に幸せを感じるタイプだ。
ただし、お礼はちゃんと言っていた。
彼女を邪険に扱ったことはないし、大事にしていたと思う。「ありがとう」や「好きだよ」などは言っていたしケンカもほぼしていない。
そして何事もなく、交際して1年が経とうとしていた。僕は今年で29歳、真帆は27歳になる。
― そろそろ、結婚とかだよな。
そう思った僕は、両親に真帆を軽く紹介しておこうと思い、ゴールデンウィーク中に真帆に僕の実家へ遊びにこないか聞いてみた。
「真帆。ゴールデンウィーク中って、忙しい?よければ、実家に来ない?」
「え?それって…」
僕の実家は立川にあるので、日帰りで行ける。
「まぁ、そんな堅苦しい感じではなくて、一応」
「わかった」
「じゃあ実家に伝えておくね」
この時、僕たちの間に明確に“結婚”というふた文字が浮かんでいたと思う。
しかし、ここから真帆は少し態度が変わり始めていたのかもしれない。
家に二人でいる時に、母から電話がかかってきた。
「げ…」
スマホを見ながら、思わずそう言ってしまった自分がいる。母は連絡が多い典型的な過干渉タイプの親で、何より話が長い。
正直、一度電話に出ると相当面倒なタイプだ。
「出ないの?」
そう真帆に言われたので、仕方なく電話に出る。
しかし想像通り、母からの電話の内容は近況報告と、弟のこと、実家の話。そして「真帆ちゃんはどんな子なの?」と矢継ぎ早に話をしてきて、それだけでもうげんなりしてしまう。
隣に真帆もいるし、相当面倒だ。
「わかったから、もういい?今、こっちは忙しいんだよ」
そう言って電話を切った。
「大丈夫?」
真帆がそう聞いてきたので、僕は大きく頷く。
「オカンからだった。年を取れば取るほど、面倒くささが増していって」
「私が行くことは、もう話したんだよね?」
「うん、それはLINEしといた。真帆のことも、根掘り葉掘り聞こうとしてきたから、適当に流しといた。会った時、面倒だったら適当でいいからね」
「そんなことはできないよ」
苦笑いしながら、真帆はそう言った。
しかしここからしばらくして、真帆から別れを切り出されてしまった僕。
大事にしていたし、両親にも会わせるほど真剣だった。
別れた夜、一人でビールを飲みながら、ここ一年を必死で振り返ってみる。
ケンカした記憶はない。浮気もしていない。仕事が忙しくてすれ違った時期もあったけれど、それは真帆も理解してくれていたはずだ。
それなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろうか…。
▶前回:デートは1ヶ月おき、LINEはするけど全然会えない…「忙しい男」の本音とは?
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
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両親への挨拶が嫌だった?女の本音とは






この記事へのコメント
週末外出掛けようと言われたならそのまま「じゃ今夜焼き肉行こうか」とかそんなノリでいいのに、「行きたい所教えてよ店見とくから」って。またサプライズでも考えてるのかよとか勘繰るよ。
ママを大事にしない態度が嫌だったとか予想外のアンサーだったら🤣
こうして食事会の帰り際.....