Q2:このデート後、2度目がなかった理由は?
予約をしていた焼き鳥屋さんのカウンター席で二人、肩を寄せ合いながら色々と話した。
「なるほど、美波さんは独立されたばかりなんですね」
「そうなんです。昨年まで、アパレル系の会社に勤務していたんですが、自分でやりたい欲が芽生えてきて」
「すごいですね」
お互い、まだ敬語が抜けない。でも、この距離感も良かった。
「失礼ですが、美波さんって今おいくつなんですか?」
「私は、27です」
「え、若っ」
若そうだなと思っていたものの、想像よりさらに若かった美波。
「どっちの意味ですか(笑)。ちなみに修平さんは、おいくつですか?あと……独身ですか?」
急な質問に、思わず面食らう。でも、もちろん独身だし、未婚だ。
「え、もちろんです。既婚者だったら、女性と二人でご飯とかマズいでしょ。ちなみに僕は32歳で、麻布十番でひとり暮らし中。出身は川崎で、次男。現在彼女募集中です」
たしかに、共通の知り合いはほぼいない。嘘をつこうと思ったらつけるのかもしれない。だから安心させるべく、なるべく多めに情報を開示した。
すると、美波はクスッと笑った。
「修平さんって、真面目なんですね。誠実さが伝わってきます。そして詳しいプロフィール、ありがとうございます」
急に褒められ、思わず照れ臭くなってしまったのでちょうど出された名物の「親子丼」を食べる。
「ちなみに美波さんは…?独身ですか?」
「もちろんです。絶賛、彼氏募集中です。私は横浜出身、現在は祐天寺でひとり暮らし中です」
「そうなんだ!良かった」
「良かったってなんですか」
そう言いながら美波が笑うので、僕も思わず笑ってしまった。
「じゃあお互い独身で、彼氏彼女募集中ってことですね」
「そうですね。修平さん、最近何か良い出会いとかありました?いえ、出会っていますか?」
「全然ですよ。だから前回、美波さんに初めてお会いした時に久しぶりにいいなと思って」
「嬉しい。ありがとうございます」
こんな感じで、デートはとても順調に進んでいた。
そしてこのデートの間に、僕たちはもう次のデートの日程まで決めていた。
「桜が綺麗に見える店があるので、次はそこに行きませんか?」
「いいですね。いつがいいですか?」
「散る前に行きたいので…来週火曜か水曜あたりはどうですか?急すぎます?」
「全然大丈夫です。来週水曜にしましょうか」
こうして、日程まで決まったし、時間も決めていた。
今思い返しても、このデートで僕は粗相もしていないし、ちゃんと適度な距離感も守っていたから、嫌な思いはさせていないと思う。
それなのに、デート前日になって急に未読スルーで、結局はドタキャンとなった美波。
果たして、彼女は何を考えていたのだろうか…?
▶前回:「なぜ2回目がなかった?」年下女性との初デートで、44歳男性が陥った“恥ずかしい勘違い”
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:4月5日 日曜更新予定
女がデートをドタキャンした理由は?







この記事へのコメント
実際は港区女で主な収入はインスタの案件紹介+おじさん達からの援助? 会社役員と言いながら美波の友人からショボい会社だと聞いて冷めてとかそんな感じ? このフェードアウトは卑怯だと思う、社会人として!!