Q2:男が、二度のデートで距離を取った理由は?
こうして、二度目のデートがやってきた。健太郎が予約してくれていたのは池尻大橋にある、おしゃれな人たちが集う『OMA』だった。
「ここ来たことあった?」
賑わう店内で、私たちは横並びのカウンター席に座る。
「うん、何度か。来ている人たちも池尻大橋っぽくて、いいよね」
「池尻大橋っぽい?」
「そうそう。若手クリエーターとか、それこそ健太郎くんのような建築系?とか。才能溢れる若い世代の人たちが集うって感じ。私の友達のスタイリストとか、アーティストの子とか…。最近流行りの歌手の子も友達にいるんだけど、この界隈に住んでいる人が多いんだよね」
「茉莉花ちゃん、顔広そうだもんね」
「どうだろう。昔からよく飲み歩いていたら、いつの間にか友達が増えていった…って感じかな。健太郎くんは?」
「俺はむしろ家でのんびり、一人で過ごす時間とかも好きだから、逆に友達は最低限って感じかな」
たしかに、健太郎は、“友達100人!”というよりは、濃く、深く…という雰囲気だ。
「わかるわ〜。健太郎くん、絶対そっちのタイプだよね」
今日は、健太郎と話がよく弾む。前回は私が愛嬌を振りまいて会話を盛り上げていた感じがあったかもしれないけれど、今日は違う。
ナチュラルワインを飲みながら、美味しいつまみも進む。
「あ〜本当に美味しい♡ここ、お料理もお酒も最高だね。素敵なお店を選んでくれて、ありがとう。さすが健太郎くん、お店選びのセンスまでいいんだね」
「お店だけじゃなくて、僕まで褒めてくれるの?」
「もちろんです!だって、本当に最高だから」
「茉莉花ちゃんって、明るいよね」
「そう?嬉しい」
今日のデートでは、健太郎の話に対して少しオーバーくらい反応するように心がけていた。そしてとにかく褒めると決めていた。
その成果が出たんだと思う。だから今日は、健太郎とも一気にこんなに仲良くなれている。
「あと茉莉花ちゃん、若いよね」
「え?そう?」
健太郎は、34歳くらいだったはず。私も33歳だし、そこまで変わらない。
「でも私たち、ほぼ同じ年じゃない?」
「そっか。見た目が若いからかな」
「え〜嬉しい。でも私、NO 美容医療なんだ。周りのみんなは韓国へ行ったり、ボトックスとかヒアルとか色々とやっているみたいだけど、本当に私は何もしていなくて」
「へ〜すごいね。可愛いもんね、茉莉花ちゃん」
「本当に?嬉しい!ありがとう」
「可愛い」とまで言われて、盛り上がったこのデート。完全に、次があると思っていた。
しかしこのデート以降、何となく健太郎は私のことを避けている気がする。楽しかったはずの二度のデート。
果たして、健太郎は今、何を考えているのだろうか。
▶前回:家計を1円単位で管理する経営者の夫。結婚後8ヶ月で、妻に離婚を切り出された理由
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:2月1日 日曜更新予定
男が二度のデートで思っていたことは?








この記事へのコメント
あと、周囲は皆ボトックスやヒアルロン酸入れれるけど私は課金ゼロよ自慢も不要だった。
で一発アウトな明日のアンサー