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男と女の答えあわせ【A】 Vol.304

結婚前からの小さな違和感が、離婚原因に。経営者の男を選ぶ前に、女が確認すべきコト

三浦マキ

A2:離婚原因になったのは、夫の小さな嘘の積み重ね。


小さな私のモヤっとはあったものの、結局、大きなケンカもなくそのままプロポーズとなった私たち。

しかし、いざ結婚の挨拶となった時に、とても驚いたことがあった。

彼の実家は、横浜だと聞いていた。しかし実際のご実家は相模原だったのだ。

― これって…育ちの家が相模原ってこと?

「真一のご実家って、相模原なんだね。横浜かと思ってた」
「そうだよ。二人の実家が、遠からず近からずで助かるね」

たしかに交際する時に、“横浜”と言っていた。横浜と相模原は一緒なのだろうか。いや、微妙に違う気がする。

ただ本人が育った場所なのかもしれないし、お父様の会社は横浜にあるのかもしれない。それに私が知らないだけで、相模原も横浜と言うのかもしれない。

でも実際にご両親にお会いして色々と話を聞いた結果、会社も育ちも横浜ではなく高尾山に近い相模原市だった。

私からすると、相模原市でも、横浜でもどっちでもいい。どちらも素敵な場所だと思うから。

― 別に誰も傷つけてない嘘だけど…。なんかザワザワするな。

小さな違和感はあったものの、結婚の話はどんどん進んでいくし、後戻りはできない。結局籍を入れた私たちだけれど、やっぱり、結婚後に抱いていた違和感はさらに大きくなっていった。


ちなみに、結婚しても真一がお金に対してシビアなことに変わりはなかった。生活費を1円単位で細かく真一はスプレッドシートで管理していた。

「綾。今月の生活費、スプシに入れといてね」
「わかった」

ただ結婚したら、財産は二人のもの。それに私も仕事をしているので、これは逆に結婚したら気にならなくなった。

それよりも、もっと許し難いことがあった。

一緒に暮らし始めてわかったことだけれど、真一は出身地のことのような、“微妙な嘘”をつく。

それはとても些細なことで、気にならない人は気にならないかもしれない。

「今夜は接待で遅くなるかも。大事な投資家の人たちとご飯で」
「投資家?何の?」
「事業のだよ」

でも小さな嘘が積み重なっていくと、すべてが胡散臭く聞こえてしまう。

― 本当に投資家なのかな…。女の子とご飯とか?


そう私が疑ってしまうのには、理由がある。

なぜなら、真一の話がどこまで真実で、どこまでが嘘なのかよくわからないから。

「そうなんだ。ところで結婚する前に話していた売上目標、その後どう?順調?」
「何の話?」
「ほら、『2年後には、年商10億超えはいけると思う』って言ってたじゃない」
「違うよ、1億でしょ?」

そんなはずはない。確かに「10億」と言っていた。

でも、それも私からするとどっちでもいい。どうして正直に言ってくれないのだろうか。そもそも嘘をついてまで、自分を大きく見せようとする時点でダサい。

「そうだっけ?とりあえず、今日の接待頑張ってね」

きっと、真一の中で嘘をついている自覚がない。これが、一番怖いなと思った。

小さな嘘だし、誰も傷つけないから良いと思っているのだろう。でも小さな嘘をつく人は、いずれ大きな嘘をつく。しかも罪悪感もなしに、平然と嘘を言い放つ。

そう考えると、真一が小さな嘘を重ねるたびに怖くなり、存在自体もどんどん小さく見えてくる。

人として信頼できないし、大なり小なり、嘘は嘘だ。

今後結婚生活を進めていく上で、嘘をつくような人間とは付き合っていけない。慰謝料もいらないので、早めに離婚して、お互い再スタートを切った方がいいと思う。

「真一は何も悪くない。でもこれ以上、夫婦でいることは難しいと思うんだ」

そう切り出し、私は早々に離婚することになった。


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この記事へのコメント

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No Name
私が知らないだけで、相模原も横浜と言うのかもしれない。

😆言わないから
2026/01/25 05:1521Comment Icon1
No Name
何だろう、今回はブサメンでデート代請求するようなお金に細かい男!結婚したら一円単位で生活費管理etc…「完全に真一が悪い」でコメント欄が盛り上がるだろうとの目論見が見えて残念かな。  相模原も10億も「私からするとどっちでもいい」も、やや無理がある。
2026/01/25 05:2810Comment Icon3
No Name
web小説であっても助詞の誤用(入力ミス)は読みにくいだけでなく、知的さに欠ける印象を受けてしまいます。

例; 恥ずかしながら真一のご馳走になれるものだと思っていた。
2026/01/25 05:3310Comment Icon2
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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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