Q2:結婚生活に女が耐えられなくなった理由は?
プロポーズをした時、僕は34歳で綾は28歳。すぐに僕の実家がある相模原と、綾のご実家がある川崎へ挨拶に行き、無事に僕たちは結婚した。結婚当初は、幸せいっぱいだったと思う。
「真一のご実家って、相模原なんだね。横浜かと思ってた」
「そうだよ。二人の実家が、遠からず近からずで助かるね」
「そうだね」
結婚した直後のお正月は、元旦は僕の実家、そして2日は綾の実家に挨拶へ行ったりと、ちゃんとした夫婦生活を送れていたはずだ。
それに生活費は僕が多めに支払い、綾も多少支払う…というスタイルだった。
綾の負担は少なかったはずだし、そこに不満はなかったはず。
「綾。今月の生活費、スプシに入れといてね」
「わかった」
僕たちの家計は、スプレッドシートで管理するスタイルを取った。1円単位で細かく把握できるし、資産全体を管理することもできるから経営者の僕としても安心だったし、綾も納得していた。
あと大事なことだけれど、夫婦間で、ホウレンソウもちゃんとしていた。
遅くなる時は事前に言う。夕飯がいるかいらないかも、ちゃんと言う…。我ながら、結構いい夫だったと思う。
ただ結婚してから変わったことといえば、綾が急に口うるさくなったことだろうか。
「今夜は接待で遅くなるかも。大事な投資家の人たちとご飯で」
「投資家?何の?」
「事業のだよ」
「そうなんだ。ところで結婚する前に話していた売上目標、その後どう?順調?」
結婚前は僕の仕事に対して何も言ってこなかったのに、結婚後は微妙に小言を言ってくる。
「何の話?」
「ほら、『2年後には、年商10億超えはいけると思う』って言ってたじゃない」
「違うよ、1億でしょ?」
「そうだっけ?とりあえず、今日の接待頑張ってね」
結局は応援してくれるのだけれど、まるで会社の経理の人のような対応をされたので、僕は段々と綾に仕事の話をすることが少なくなっていった。
「最近、真一何も話してくれないね」
「そうだね。言っても綾にはわからないでしょ?」
言っても怒られるし、意味がないと思ったから。
そのせいだろうか。
結婚して半年経ったくらいから僕たち夫婦の会話が、グンと減った。そこから何となくギクシャクし始め、段々と距離の取り方がわからなくなり…。気が付けば、綾から離婚届を突きつけられていた。
「真一は何も悪くない。でもこれ以上、夫婦でいることは難しいと思うんだ」
たしかにショックだった。
でも、冷め切った夫婦を続けていくより、お互いまだ若くて子供がいないうちに離婚する方がもしかしたら幸せなのかもしれない。だから僕も、離婚を受け入れることにした。
「わかった…。離婚しよう」
慰謝料はなしの、円満離婚。
でも、どうしてこうなってしまったのか、何がダメだったのか…。明確な理由がわからず、僕の心はポッカリと穴が空いている。
▶前回:彼のポケットにあった「2人分の高級ディナー」のレシート。スルー?それとも聞く?
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:1月25日 日曜更新予定
結婚前に見ておくべきだった男の性格は?








この記事へのコメント
まぁ目標をデカく設定し自分にプレッシャーかけるのはいいけど、彼女に言う必要は無かった。彼女→妻になったら多少は気になって聞かれるだろう事も想定せず、仕事は順調か聞かれたら口うるさい?会社の経理の人みたいとか…子供かよ。 将来家業を継ぐから横浜に帰る予定だけど実家は相模原。このくだり要らない。
度が過ぎるゆうか....つまらん