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男と女の答えあわせ【A】 Vol.293

「コレされると好きでも、冷める…」最初は夢中だった彼が、交際半年で別れを決断したワケ

三浦マキ

A2:全部任せっきりで、主体性がなくて面白みがない。


別に、何か大きなキッカケがあったわけではない。ただなんとなく、モヤモヤが続いていただけのこと。

そう思っていたタイミングで、僕の仕事が忙しくなってしまい、週末のデートが難しくなってしまった。

― 博之:愛ちゃんごめん!今週末の買い物、一緒に行くのちょっと難しいかも…。家でゆっくり休みたくて。

前回会った時、愛が「家の電球が切れた」と言っていたので、「じゃあ次、一緒に買いに行こうね」と約束をしていた。申し訳ないなと思って早めに連絡をしたのだけれど、愛からの返信を見て、僕はふと思った。

― 愛:ヒロ君、お疲れさま。電球は、また次の時でいいから、まずはゆっくり休んでね。

「電球って、そんなに買いに行くの大変だっけ…?」

電球が取り付けられないのは、女性だからもしかしたら身長が足りなくて難しいのかもしれない。

でも今時、電球なんてよっぽど特殊な物でない限り、ネットでもコンビニでも買える。

― そんなことも一人でできないの?

そう思ってしまった。


そして久しぶりに会えた日のこと。あまりにも疲れが溜まり、週末は僕の家で、二人でゴロゴロしながら過ごしていた。

「あ〜疲れた」

そう言うと、色々と労いの言葉をかけてくれる愛。

「お疲れさま。忙しかったんだね」
「そうなんだよ。ごめんね、ほったらかしにして」
「それはいいよ、全然。気にしないで」

ワガママも言わないし、いたわってくれる。しかし僕に合わせてばかりで申し訳なく思い、僕は愛に提案をしてみた。

「久しぶりに会えたし、愛ちゃんがやりたいことをしよう」
「私は特にしたいこととかないし、ヒロ君の好きなことしようよ。久しぶりの休みでしょ?」

それは有難い。

でも逆に、疲れている時にはその“何でもいいよ”はちょっと重くてしんどい。

「うーん…。外は天気悪いし、出かけるのも微妙だもんね。家で何か観ながら、ダラダラするのはどう?」
「いいね、そうしよう!」

そして、僕の言ったことに対してほぼ100%「YES」という愛。

それだけではない。

「お酒飲みたくなってきたな〜。ビールでも買いに行こうかな」

家でデリバリーで取ったピザを片手に映画を観ていると、お酒が飲みたくなってきた。しかしそれに対する愛の反応に、僕のモヤモヤはピークに達してしまった。

「いいね。じゃあ私の分も、何かついでに買ってきて」


― そこは一緒に買いに行かないんだ。

「何がいい?」
「何でもいい。適当に何かお願いします」

愛は、自分の意思がない。

それだけではない。まったく主体性がない上に、動かない。自分から動くことがないし、周りに全部任せっきり。

きっと勝手に周りが動いてくれると思っているのだろう。

そこに感謝もないし、当然のことのように全部僕に任せてくる愛が、段々と面倒になってきた。

「愛ちゃん、本当にどこにも出かけなくていいの?」

気がつけば、週末ずっと家に引きこもっている愛。

「うん。私は、こうしているだけでも十分楽しいから」
「そうなんだ。だったら良いのだけれど」

いるだけでこちらも気を使うし、勝手に好きなことをしてくれている、くらいのテンションの方が助かる。

全部僕におんぶに抱っこだと、とても疲れるし、一緒にいて何も楽しくない。

― なんか…つまらないし、若干負担だな。

そう思い、僕は別れることにした。


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この記事へのコメント

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No Name
顔がタイプだったから飛びついたけど、実際付き合ってみたら中身空っぽ人間でやってもらって当然みたいな態度、自分では何も決めない何も出来ない、電球すら買いに行けない、イライラが募って爆発したって事よね。そこをもう少し上手く書いて欲しかった。
2025/11/09 05:1822Comment Icon3
No Name
昨日から思ってたけど、自分は何も決めないし提案すらしないのに、彼の事を我が強いだの意志が固いだの勝手に思いこんでる所が意味不明だった。
2025/11/09 05:2420Comment Icon3
No Name
相変わらず変な文章、僕たち私たちw
2025/11/09 05:0814Comment Icon1
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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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