Q2:交際していたのに、女が冷めた理由は?
こうして順調に交際まで進んだ僕たち。連絡は、ほぼ毎日取り合っていた。他愛のない内容だけれど、返信が来るたびに「そっか、俺彼女ができたのか…」なんて思い、つい頬が緩む。
しかし交際後すぐに仕事の新プロジェクトが始まり、少し忙しくなりそうな気配がしていた。
だからなるべく早めに彼女にそれを伝えるべく、正式に交際してからは初めてとなるデートで、前もって言っておくことにした。
「莉央ちゃん、何飲む?」
「一杯目はビールもらおうかな。洸平くんは?」
「僕も同じので」
軽くオーダーを済ませてから、改めて莉央を見つめてみる。相変わらず可愛いし、「この子と付き合えて良かったな」…なんて思いながら幸せを噛み締める。
「改めて、よろしく」
そう言って頭を下げると、莉央も少し赤面しながら顔を下げる。
「こちらこそです…って、なんか照れるね」
「そうだね。とりあえず、食べようか」
交際後の初デートは、ある意味ぎこちなく。でもそれが、また楽しい。またお互いの好き嫌いや住んでいる場所、将来のことなど、知りたいことはたくさんある。
「洸平くんの家、ここから近い?」
僕が予約したのは恵比寿の和食屋で、家から徒歩10分以内だ。
「うん、歩いてすぐだよ。莉央の家の三宿から、意外に近いでしょ?」
「そうだね」
僕の家から莉央の家まで、タクシーだと15分から20分弱くらいだと思う。そこまで遠くもないけれど、意外に飲むエリアは違う。良い距離感だった。
「住んでいる場所って、大事だよね」
「わかる!洸平くんは、なんで恵比寿に住んでいるの?」
「元の会社が近かったのと、山手線も日比谷線もあるから便利で。あと飲む場所にも困らないし」
「恵比寿だとずっと飲めそうだね。どちらかというと、飲むのが好きな人たちが集まっているイメージがある(笑)」
「そうなんだよ。そこが問題で…」
お互い話が止まらない。「付き合ったばかりって、こんなに楽しかったかな」なんて、脳内に花が咲いたようなことを考える。
「そういえば莉央。この先、ちょっと仕事が忙しくなりそうで。付き合ったばかりで申し訳ないんだけど」
「いいよ、大丈夫。ちなみにどれくらい忙しくなりそうなの?」
“どれくらい”と言われてもだいぶ困る。そんなもの、言葉では言い表せないから。
「結構…?新規プロジェクトが始まって。中でも良いポジションもらえそうなんだよね」
「すごいじゃん!洸平くん、頑張って」
「うん、ありがとう」
こうして乾杯をし、僕たちはこの夜、僕の家に莉央が泊まる形で、楽しいデートを終えた。
そしてこれ以降、本当に忙しくなってしまった。しかも最近資格取得の勉強をしているため、莉央には申し訳ないけれど、勉強優先の生活になっている。
秋の試験に備えて佳境に入ってきたし、デートもしたいけれど、今はグッと我慢して勉強に身を入れると決めた。
ただもちろん、定期的に、マメに連絡を取り合っていた。
― 洸平:今会食終わった!
― Rio:お疲れ様〜!会食、どこでしたの?楽しかった?
― 洸平:今日の会食は渋谷でした。莉央は今日、何してた?
― Rio:私は仕事終わって、家にいたよ
― 洸平:そっか、お疲れ様!
寂しくさせないように、どんなに疲れていても連絡は続けた。
― 洸平:資格の勉強、頑張っています!
そんなキャプションと共に、写真を送ったりもしていた。そして月に一度はデートもしていたし、前回会った時も莉央はいたって普通だった。
しかし久しぶりに会った時、莉央の態度は急に変わった。
― なんで?どうして?
突然すぎる莉央の気持ちの変化に理解が追いつかず、そして交際してからわずか3ヶ月で、どうしてそうなってしまったのか、わからずにいる。
▶前回:4年付き合った彼女と別れた男が、次の女性と「即決婚」した本当の理由とは?
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:8月31日 日曜更新予定
女が急に「冷めた」と言った理由は?
この記事へのコメント
とかそんな答えだったらまたクソ女
月1と書いてあるからそれがちゃんとしたデート+家に行くとかしてなかったのか? お互いの家は近いのにサク飲みもせずに?
今回は特にテーマ(内容)や会話含めて全体的に薄っぺらい。恐らく「莉央の方が身勝手だ」というアンサーかな。