肌寒くなった深秋の候、日本人なら恋しくなるのは、温泉だ。
海外もいいけど、温泉は別腹。コロナ禍で旅行需要が国内に向いたことで、ハイレベルな宿も増えている。
東カレ12月号では本気で、経験値高き大人を唸らせる艶やかな宿を徹底リサーチ。そしてサウナや一棟貸しヴィラなど、ラグジュアリーなウェルネス施設もあわせ50軒を厳選した。
そのなかでも本記事は、伊豆・熱海・箱根・湯河原エリアから選りすぐりの6軒をピックアップ。
「帰りたくない」、そんな気持ちにさせたなら、その旅は成功だ。
1.宿が丸ごと文化財。150年の歴史に身を委ねれば極上のひと夜になる
「おちあいろう」@伊豆
ここでの滞在は、まるで時間旅行。創業は1874年。名だたる文豪に愛され、昭和初期の大改装を経て、宿は登録有形文化財となった。
創業から守られてきた意匠と令和に入り一新されたモダンなデザイン。重厚な歴史を肌で感じながらも、艶やかでイマドキな新体験が叶う。
◆
鮮やかな......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます