散歩のついでに行く? 東京散歩ごはん Vol.11

散歩のついでに行く? 東京散歩ごはん

右.バーテンダー、川瀬氏の美しい動作 左.充実のマール。左がシャトー・ド・ポマール、グラス¥1,500。右がドメーヌ・モメサンのクロ・ド・タールの70年代もの、グラス¥3,0

00。シガー¥1,000~

バー ラ ユロット

Bar la Hulotte

さあ、夜風に身を任せつつ、次へ行こう。まるでパリの街角にあるような石畳のパティオを通り抜け、大黒坂、暗闇坂、狸坂を上り下りる。教会を過ぎて角を曲がり、ポツンと明かりが灯る扉の前へ。

二軒目はモダンから趣向を変えて、グッとクラシックに。店主、川瀬彰由氏が「廃墟となった教会」をイメージしたという『バー ラ・ユロット』である。

店内は飛騨高山の古民家からとった梁が頭上に渡り、19世紀後半のヴィクトリアンの家具などが配され、BGMにはバッハが流れる。古き良き時代のラリックやバカラのグラスで飲むカクテルの格調高いこと。シャープな出来映えを是非、味わって欲しい。また、ブランデーやマールも充実している。貫かれた美意識に心地よく酔えるはずだ。

右.フランス語でフクロウを意味する店名にちなむオブジェや小物がさりげなくあちこちに 左.マンハッタン¥1,400。グラスはステムに鶏の意匠が施されたオールドラリック

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